クレジットカード 海外 手数料 比較では、クレジットカードの海外手数料は、国際ブランドの基準レートにカード会社の海外事務手数料を上乗せした構造で、一般的に1.6%〜3.85%程度のコストが発生します。同じVisaブランドでもカード会社によって手数料率が異なるため、海外でよく使う方は事前に比較して選ぶことが重要です。
海外手数料が安いクレジットカードを知りたい・海外事務手数料の仕組みを理解したい・海外旅行や留学に向いたカードを比較したいという方に向けて、この記事ではクレジットカード 海外 手数料 比較の観点から、海外手数料の仕組み・計算方法・主要カードの比較・おすすめカード・注意点まで整理しています。
クレジットカード 海外 手数料 比較の基本として、クレジットカードの海外手数料とは?基本の仕組み
海外でカードを使うと手数料が発生する理由
外貨を日本円へ換算する際にコストがかかる
海外でクレジットカードを使用すると、現地通貨での利用金額を日本円に換算する処理が必要になります。この換算処理の際に為替コストが発生します。
カード会社ごとに海外事務手数料が上乗せされる
為替コストに加えてカード会社が設定する海外事務手数料・外貨取扱手数料が上乗せされます。この手数料率はカード会社・カードの種類によって異なります。
海外手数料の主な内訳
国際ブランドの基準レート
Visa・Mastercard・JCB・American Expressなどの国際ブランドが設定するレートが為替換算の基準になります。各ブランドが独自に設定しており、市場の為替レートに一定のマージンが加算されます。
カード会社の海外事務手数料
国際ブランドのレートに加えて、イオンカード・三井住友カード・楽天カードなどの発行会社・カード会社が独自に設定する手数料が上乗せされます。この部分がカードによって大きく異なります。
海外事務手数料の相場
一般的には1.6%〜3.85%程度
市場に流通する一般的なクレジットカードの海外事務手数料は合計で約1.6%〜3.85%程度です。
三井住友カードの海外手数料解説でも手数料の仕組みが詳しく説明されています。
カード会社や国際ブランドによって差がある
同じ国際ブランドを使っていても発行会社によって合計手数料率が異なります。一方で同じカード会社でもVisaブランドとJCBブランドで手数料が異なるケースもあります。
海外利用額が多いほど手数料差が大きくなる
短期旅行でも数千円の差が出る場合がある
例えば10万円を海外で利用した場合、手数料率が1.6%なら1,600円・3.85%なら3,850円と2,250円の差が生じます。1週間の海外旅行でも複数回の利用で差が積み重なります。
留学や出張では年間コストに影響しやすい
毎月10万円を海外で使う場合、年間では手数料差が2〜3万円以上になることがあります。長期滞在・海外出張が多い方にとって手数料率の比較は特に重要です。
クレジットカード海外手数料の計算方法
海外手数料の計算式
外貨利用額を円換算する
利用した外貨金額を国際ブランドの基準レートで円換算します。例えば1ドル=150円のレートの場合、100ドルの利用は15,000円に換算されます。
海外事務手数料率をかける
円換算額に海外事務手数料率をかけることで手数料額が算出されます。手数料は利用時の換算額に上乗せされた形で請求されます。
10万円を海外で利用した場合の手数料例
手数料1.6%の場合
10万円×1.6%=1,600円の手数料が発生します。低水準の手数料カードを使うとこの水準に抑えられます。
手数料2.0%の場合
10万円×2.0%=2,000円の手数料になります。一般的なネット系クレジットカードの多くがこの水準前後に設定されています。
手数料3.63%の場合
10万円×3.63%=3,630円の手数料になります。一般的な大手カード会社の標準的な水準です。
手数料3.85%の場合
10万円×3.85%=3,850円の手数料になります。手数料が高めのカードでよく見られる水準です。手数料1.6%のカードとは2,250円の差が生じます。
ポイント還元を含めた実質負担
還元率1.0%なら手数料負担を一部相殺できる
還元率1.0%のカードで10万円を利用すると1,000ポイント・約1,000円相当が還元されます。手数料が2.0%なら実質負担率は約1.0%に抑えられる計算です。
実質コストで比較することが重要
手数料率だけでなくポイント還元率を差し引いた実質負担率で比較することで、より正確なコスト比較ができます。
請求額が利用時の想定と変わる理由
決済日と換算日の為替レートが異なる
海外で利用した日の為替レートではなく、カード会社が処理する換算日のレートで計算されます。利用から数日後のレートが適用されることがほとんどです。
明細反映までに為替が動く場合がある
円高・円安の動きによって想定より請求額が高くなることも低くなることもあります。為替変動による影響も頭に入れておいてください。
主要クレジットカードの海外手数料を比較
海外手数料が安いカードの特徴
海外事務手数料率が低い
合計の海外事務手数料率が1.6%〜2.2%程度に抑えられているカードが低水準と言えます。
ポイント還元率が高い
手数料率が同程度でも、還元率が高いカードの方が実質負担を抑えやすいです。
年会費とのバランスがよい
年会費無料でも手数料が低いカードがある一方、有料カードでも海外関連の特典・保険で総合的にお得になる場合があります。
Visa・Mastercardの海外手数料比較
イオンカード
イオンカードはVisaブランドで海外事務手数料が比較的低水準に設定されており、年会費無料で海外利用コストを抑えやすいカードとして知られています。
三井住友カード・NL
三井住友カード・NLはVisaブランドで利用でき、ナンバーレスによるセキュリティの高さと海外でのサポート体制が充実しています。
楽天カード
楽天カードはVisaまたはMastercardブランドで発行でき、海外手数料率は一般的な水準ですが、楽天ポイントの還元率・1.0%を加味すると実質コストを抑えやすいです。
エポスカード
エポスカードはVisaブランドで海外旅行保険が自動付帯される点が特徴ですが、海外事務手数料は高めの水準のため、保険とのバランスで判断することが重要です。
JCBの海外手数料比較
JCBカードW
JCBカードWはJCBブランドで年会費無料・基本還元率2.0%・Oki Dokiポイントという特徴を持ちます。
JCBの海外旅行向けクレジットカード解説でも詳しい情報が確認できます。
イオンカード
JCBブランドのイオンカードは国内外での使いやすさとコスト面のバランスが取れています。JCBが使える地域・ハワイ・韓国・台湾・オーストラリアなどでは特に活用しやすいです。
リクルートカード
リクルートカードはJCBブランドでの発行も可能で、基本還元率1.2%と業界トップクラスの高還元が特徴です。手数料を高い還元で一部相殺しやすいカードです。
American Expressの海外手数料比較
アメックスプロパーカード
アメリカン・エキスプレス発行のプロパーカードは手数料率が設定されていますが、旅行関連の充実した特典・補償・ラウンジアクセスなどの付帯価値が高いため、トータルでの費用対効果で判断することが重要です。
楽天カードのアメックスブランド
楽天カードのアメックスブランドは年会費無料でアメックスブランドを持てる珍しい選択肢ですが、加盟店数はVisaやMastercardより少ない点に注意が必要です。
セゾンカードのアメックスブランド
セゾンカードのアメックスブランドは国内・海外での永久不滅ポイントが貯まる点が特徴です。
同じ国際ブランドでも発行会社で手数料が違う
Visaでもカード会社により手数料率が異なる
Visaブランドが同じでも、発行するカード会社によって上乗せされる海外事務手数料率が1.6%〜3.85%と大きく異なります。Visaブランドを選んだからといって手数料が同じではありません。
JCBブランドでも発行会社によって負担が変わる
JCBブランドのカードでもJCB直接発行のカードとJCBブランドを採用している他社発行のカードでは手数料率が異なる場合があります。
海外手数料が安いおすすめクレジットカード
イオンカードセレクト
海外事務手数料が低水準
イオンカードセレクトはVisaブランドで海外事務手数料が低水準に設定されており、海外での買い物コストを抑えやすいカードの代表格です。
年会費無料で持ちやすい
年会費無料で維持コストがかからないため、サブカードとして海外利用専用に持つ使い方にも向いています。
海外旅行保険は別途確認が必要
イオンカードセレクトの海外旅行保険の有無・補償内容は発行年度やカードの種類によって異なるため、事前に確認することをおすすめします。
JCBカードW
JCBブランドで手数料を抑えやすい
JCBカードWはJCB直接発行のカードで、海外事務手数料を一般的なカードより低く設定している点が特徴です。
年会費無料でポイント還元も狙える
年会費無料でOki Dokiポイントが通常の2倍貯まる・基本還元率1.0%相当という高い還元率が魅力です。海外利用でも同様のポイント還元が受けられます。
ハワイやアジア圏で使いやすい
JCBはハワイ・韓国・台湾・オーストラリア・グアムなどで多くの加盟店が対応しており、JCBデスクのサポートを受けやすい地域では特に便利です。
ダイナースクラブカード
海外手数料と付帯サービスのバランスがよい
ダイナースクラブカードは海外事務手数料が比較的低水準で、世界中の空港ラウンジへのアクセス・旅行関連の優待サービスも充実しています。
空港ラウンジや旅行保険を重視する人向け
年会費はかかりますが、ラウンジアクセス・充実した旅行保険・コンシェルジュサービスなどの付帯価値を含めてトータルでコストパフォーマンスを評価したい方に向いています。
リクルートカード
基本還元率が高い
リクルートカードは基本還元率1.2%と業界トップクラスの高還元が特徴で、海外手数料をポイント還元で一部相殺しやすいです。
JCBブランドなら海外手数料を抑えやすい
リクルートカードはJCBとVisaブランドで発行できます。JCBブランドを選ぶと海外事務手数料が低くなる場合があるため、渡航先と合わせて選択することをおすすめします。
楽天カード
ポイント還元を含めて実質コストを比較する
楽天カードの海外事務手数料は一般的な水準ですが、基本還元率1.0%のポイントと合わせて実質コストを計算すると、使いやすいカードの一つです。
楽天経済圏を利用する人に向いている
楽天市場・楽天トラベル・楽天銀行などを日常的に利用している方は楽天ポイントをさらに効率よく活用できるため、海外旅行でも楽天カードを使う価値があります。
三井住友カード・NL
セキュリティ性を重視しやすい
三井住友カード・NLはカード表面・裏面にカード番号が印字されていないナンバーレス仕様で、スキミングや番号盗用のリスクを抑えやすい設計です。
海外サポートや利用通知が便利
海外での不正利用をリアルタイムに検知する利用通知・海外緊急アシスタンスサービスなど、海外でのトラブル対応に役立つサービスが充実しています。
エポスカード
海外旅行保険を重視する人に向いている
エポスカードは年会費無料にもかかわらず海外旅行保険が自動付帯する点が大きな特徴です。保険証書なしで海外旅行に安心して臨めます。
手数料は高めなので保険とのバランスを見る
エポスカードの海外事務手数料は高めの水準のため、決済コストを重視する場合は手数料の安い別カードと組み合わせて使うことをおすすめします。
学生専用ライフカード
学生の海外旅行や留学に向いている
学生専用ライフカードは学生が海外旅行・留学で使うことを想定した特典が充実しており、海外利用時のキャッシュバック特典が設けられている場合があります。
キャッシュバック特典を含めて比較する
海外利用でのキャッシュバック・留学サポートなどの特典を含めて実質コストを比較することが学生のカード選びで重要なポイントです。
海外手数料無料に近い選択肢はある?
Revolutカード
一定額まで低コストで外貨決済しやすい
Revolutは月間一定額まで為替手数料なしで外貨決済ができるFinTech系のサービスです。銀行の為替レートに近いレートで決済できるため、海外でのコストを大幅に抑えられる場合があります。
週末手数料やプラン条件を確認する
Revolutは週末・土日に為替手数料が上乗せされる場合があること・無料プランでの月間無料枠の上限に注意が必要です。プランの条件を事前に確認してください。
Wiseカード
ミッドマーケットレートで外貨決済しやすい
Wise・旧TransferWiseのデビットカードは銀行間の中間レート・ミッドマーケットレートに近いレートで外貨決済ができます。
exiapの海外クレジットカード手数料比較でもWiseを含めた比較情報が確認できます。
海外送金や長期滞在にも使いやすい
Wiseはカード決済だけでなく国際送金・外貨保有・ATM出金にも対応しており、長期留学・海外移住・海外出張で幅広く活用できます。
クレジットカードとの違い
デビットカードとして使うケースが多い
Revolutカード・Wiseカードはデビットカードとして機能するため、事前にチャージまたは残高が必要です。クレジットカードのような後払いの与信枠はありません。
与信枠や旅行保険の有無が異なる
一般的なクレジットカードと異なり、ホテルのデポジット対応・旅行保険の自動付帯・ポイント還元などの機能が限定的または非対応の場合があります。
長期滞在者が比較すべきポイント
- 両替コスト・外貨決済時の実質的な為替コストを比較する
- ATM出金手数料・現地ATMで現金を引き出す際のコストを確認する
- 利用可能国・渡航先で使える加盟店・ATMの数を確認する
- サポート体制・紛失・トラブル時の日本語対応の有無を確認する
国際ブランド別に見る海外利用のしやすさ
Visa
世界中で加盟店が多く使いやすい
Visaは世界200以上の国・地域で使えて加盟店数がトップクラスの国際ブランドです。どの国に行っても使えないシーンが少ない点が最大の強みです。
メインカードとして選びやすい
初めて海外用カードを選ぶ方や1枚で世界中に対応したい方にとってVisaをメインカードとして選ぶことは最も無難な選択肢の一つです。
Mastercard
海外利用に強くVisaと並ぶ選択肢
MastercardもVisaと同様に世界中の加盟店で使いやすく、海外での使いやすさではVisaと並ぶ水準です。
ヨーロッパ圏でも使いやすい
ヨーロッパ発祥のEuropa Cardとの歴史的なつながりもあり、ヨーロッパ圏での受け入れ状況が特によいとされています。
JCB
ハワイやアジア圏で優待を受けやすい
JCBはハワイ・韓国・台湾・香港・シンガポール・オーストラリアなどで加盟店が充実しており、JCBプラザなどのデスクサービスが利用できます。
地域によっては使えない店舗もある
ヨーロッパの一部・中東・アフリカなど地域によってはJCBが使えない店舗が多い場合があります。JCBをメインカードにする場合はVisaまたはMastercardをサブカードとして持つことをおすすめします。
American Express
旅行関連サービスやステータス性が強み
アメリカン・エキスプレスは空港ラウンジ・コンシェルジュ・旅行保険・ホテル優待など旅行関連サービスが充実しており、上級者向けの充実した特典が売りです。
手数料や加盟店数も確認する
アメックスは加盟店数がVisaやMastercardよりやや少ない場合があり、使えない店舗が生じることがあります。サブカードとしてVisaかMastercardを持つことが安全です。
複数ブランドを持つ重要性
メインとサブで使い分ける
海外ではメインカード・Visa/Mastercardとサブカード・JCB/アメックスなどを使い分けることで、各ブランドの優待や特典を活用しながら万が一の際に備えられます。
決済不可や紛失時のリスクに備える
1枚のカードだけでは紛失・盗難・磁気不良・特定店舗での未対応などのリスクがあります。複数枚を持ち歩くことで海外でのカードが使えないリスクを大幅に減らせます。
渡航先別のおすすめクレジットカードの選び方
アメリカ・ヨーロッパに行く場合
VisaまたはMastercardをメインにする
アメリカ・ヨーロッパはVisaとMastercardの加盟店が圧倒的に多いため、どちらかをメインカードにすることで決済に困るシーンが最小化されます。
保険付きカードをサブで持つ
エポスカード・JCBカードWなど旅行保険が付帯するカードをサブカードとして持つことで、医療費や携行品損害への備えができます。
アジア・オセアニアに行く場合
Visa・Mastercardに加えてJCBも候補になる
韓国・台湾・香港・タイ・オーストラリア・ハワイなどJCBの加盟店が充実している地域ではJCBカードも活用できます。
JCB優待が使える地域を確認する
JCBプラザ・JCBデスクが設置されている地域では、日本語でのサポートやJCB優待施設での割引も活用できます。事前に渡航先のJCB対応状況を確認してください。
複数国を周遊する場合
異なる国際ブランドを2〜3枚持つ
複数国を訪れる場合はVisaとMastercard、または加えてJCBを組み合わせることで対応力が高まります。
手数料・保険・限度額を分散する
1枚に集中させず複数カードで手数料・保険補償・利用限度額を分散させることでリスク管理がしやすくなります。
留学・長期滞在の場合
手数料率が低いカードを優先する
毎月数十万円の利用が積み重なる留学・長期滞在では手数料率の差が年間数万円単位になります。1.6%前後の低水準カードをメインにすることで年間コストを大幅に抑えられます。
キャッシングやデビットカードも組み合わせる
日常の少額現金にはキャッシング・繰り上げ返済前提やWise・Revolutなどのデビットカードを組み合わせることで、トータルコストをさらに抑えられます。
海外出張の場合
空港ラウンジや保険の有無を確認する
頻繁に出張する方には空港ラウンジアクセス・旅行保険・荷物配送サービスなどの付帯特典が充実した有料カードがコストパフォーマンスよく利用できる場合があります。
利用明細の管理しやすさも重視する
法人経費として使う場合は明細の出力・経費管理システムとの連携・領収書の保管のしやすさも重要な選定基準になります。
海外旅行保険でクレジットカードを比較する
自動付帯と利用付帯の違い
持っているだけで適用される自動付帯
自動付帯はカードを持っているだけで海外旅行保険が適用されます。旅行代金をそのカードで支払う必要がなく、カードを財布に入れて渡航するだけで補償が有効になります。エポスカードがこの代表例です。
旅行代金の支払いが条件になる利用付帯
利用付帯はそのカードで旅行代金・航空券・ツアー代金などを支払うことが保険適用の条件になります。支払い忘れると保険が効かないため注意が必要です。
確認すべき補償内容
- 傷害治療費用・旅行中の事故によるけがの治療費を補償
- 疾病治療費用・旅行中の病気による治療費を補償・海外では数百万円規模になることがある
- 携行品損害・スーツケース・カメラなどの荷物が盗難・破損した場合の補償
- 救援者費用・入院・死亡時に家族が現地に駆けつける際の費用を補償
医療費補償を重視する理由
海外では治療費が高額になりやすい
アメリカでは軽症でも数十万円・重症では数百万円を超える医療費が発生するケースがあります。海外旅行保険の疾病治療費用・傷害治療費用は補償額が十分かを確認してください。
最低でも十分な補償額を確認する
渡航先によって必要な補償額が異なります。アメリカ・カナダへの渡航では疾病治療費用1,000万円以上の補償額を持つカードを選ぶことをおすすめします。
手数料が安いカードと保険付きカードを使い分ける
決済用カードと保険用カードを分ける
手数料率が低いカードをメインの決済用に使い・海外旅行保険が手厚いカードをサブとして持参するという使い分けが費用対効果の高い方法です。
複数カードの補償を組み合わせる
複数のカードの海外旅行保険は補償内容によって合算できる項目があります。複数カードを持つことで補償の空白を埋めやすくなります。
海外でクレジットカードを使うときの注意点
DCCは避けて現地通貨払いを選ぶ
日本円建て決済は割高になりやすい
DCC・Dynamic Currency Conversionとは、海外の店舗やATMで日本円建てで決済できるサービスです。一見便利ですが、加盟店側が設定したレートが適用されるため、現地通貨払いより割高になることが多いです。
レジや端末で通貨選択を確認する
レジや端末でJPY・日本円か現地通貨の選択画面が表示されたら、必ず現地通貨を選択してください。日本円を選ぶとDCCが適用されてコストが増加します。
利用限度額を事前に確認する
高額決済やホテルのデポジットに備える
海外のホテルではチェックイン時にカードでデポジット・保証金を一時的に確保されることがあります。旅行の総利用額に余裕を持った利用限度額があるかを出発前に確認してください。
必要に応じて一時増枠を検討する
旅行前に利用限度額が不足しそうな場合は、カード会社に一時増枠を申請することができます。手続きに数日かかる場合があるため早めに対応してください。
スキミングや不正利用に注意する
人通りの少ないATMを避ける
スキミング装置が取り付けられたATMが存在します。銀行の窓口内にある公式ATMを優先し、人通りの少ない場所や怪しい外観のATMは避けてください。
カードを目の届かない場所に持って行かせない
レストランなどでカードを店員に渡す際は、必ず自分の目の前で処理してもらってください。カードを持って奥に引っ込む行為には注意が必要です。
利用通知と明細確認を徹底する
不正利用を早期に発見する
利用通知のプッシュ通知をオンにして、身に覚えのない請求が来ていないかを確認することで不正利用を早期に発見できます。
利用日・店舗名・換算レートを確認する
明細に記載された利用日・店舗名・外貨金額・換算レートを確認して、DCCが適用されていないか・身に覚えのない店舗がないかを照合してください。
緊急連絡先を控えておく
紛失・盗難時にすぐ連絡できるようにする
カードの紛失・盗難時はすぐにカード会社に連絡してカードを止める必要があります。海外からでも連絡できる緊急連絡先・コレクトコール可の番号をスマートフォンや紙に控えておいてください。
カード会社の海外サポート窓口を確認する
出発前にカード会社の海外緊急サポートデスクの連絡先を確認して、手帳やメモアプリに保存しておくことをおすすめします。
海外キャッシングとカード払いはどちらがお得?
海外キャッシングの仕組み
現地ATMで外貨を引き出す
クレジットカードのキャッシング機能を使って現地ATMから外貨を引き出す方法です。現地通貨を直接入手できるため、両替所を利用するよりレートがよい場合があります。
金利とATM手数料が発生する
キャッシングには年率15〜18%程度の金利・利用日から返済日まで日割り計算と現地ATMの利用手数料が発生します。
カード払いとのコスト比較
短期返済ならキャッシングが安くなる場合がある
帰国後すぐに繰り上げ返済すると利息が数日分のみに抑えられます。両替手数料が高い空港や現地両替所と比べてキャッシングの方が実質コストが安くなる場合があります。
長期返済では利息負担が増える
返済期限まで放置すると金利が累積して大きなコストになります。キャッシングは帰国後すぐに繰り上げ返済することが前提の方法です。
繰り上げ返済でコストを抑える
帰国後すぐ返済する
帰国してすぐにオンラインバンキングやATMで繰り上げ返済することで、数日分の利息のみに抑えられます。
オンライン返済に対応したカードを選ぶ
帰国後にスマートフォンやPCから返済できるカードを事前に確認しておくことで、繰り上げ返済をスムーズに行えます。
現金が必要な場面を想定する
- 屋台や小規模店舗・カード非対応の場合が多く現金が必要
- チップ文化のある国・アメリカ・ヨーロッパなどではレストランやタクシーでチップが必要
- 交通機関や地方エリア・バス・地下鉄・ローカルエリアではカード非対応が多い
海外手数料を抑えるクレジットカードの選び方
海外事務手数料率で選ぶ
1.6%前後の低水準カードを優先する
海外利用コストを最小化したい場合は合計手数料率が1.6%〜2.2%程度の低水準カードを優先して選んでください。
アドバイザーナビの海外手数料比較コラムでも各カードの手数料率比較が確認できます。
同じカードでもブランド別に確認する
楽天カードなど複数の国際ブランドを選べるカードでは、ブランドによって手数料率が異なる場合があります。申込前に希望ブランドの手数料率を確認してください。
ポイント還元率で実質コストを見る
還元率を差し引いた負担を計算する
手数料率3.0%のカードでも還元率1.2%なら実質負担は1.8%になります。手数料率とポイント還元率を組み合わせた実質コストで比較することが重要です。
ポイントの使いやすさも確認する
ポイントが使いにくい・有効期限が短い・交換できる商品が限られているという場合は実質的な価値が下がります。ポイントの使いやすさも含めて評価してください。
年会費とのバランスを見る
海外利用額が少ないなら年会費無料が使いやすい
年に1〜2回の短期旅行なら手数料率が低めの年会費無料カードで十分にコストを抑えられる場合があります。
海外出張が多いなら有料カードも候補になる
毎月海外出張がある・海外利用額が多い場合は年会費のかかる有料カードでも空港ラウンジ・旅行保険・ポイント還元の充実によって年会費以上のリターンが得られる可能性があります。
海外旅行保険で選ぶ
医療費補償の金額を確認する
特にアメリカへの渡航では疾病治療費用・傷害治療費用の補償額が重要です。最低でも疾病治療費用1,000万円以上の補償があるカードを選ぶことをおすすめします。
自動付帯か利用付帯かを確認する
旅行代金を支払う必要がある利用付帯より、持つだけで補償される自動付帯のカードの方が確実に保険を適用できます。
国際ブランドで選ぶ
Visa・Mastercardをメインにする
世界中の加盟店数が多いVisaまたはMastercardをメインカードとして選ぶことが最も汎用性が高いです。
JCBやアメックスはサブカードとして検討する
JCBのアジア圏での優待・アメックスの旅行特典を活用したい場合はサブカードとして追加で持つことで両方のメリットを享受できます。
セキュリティとサポートで選ぶ
利用通知やナンバーレスカード
リアルタイムの利用通知・ナンバーレス仕様による番号盗用防止など、海外でのセキュリティ対策が充実したカードを選ぶことで安心して海外利用ができます。
海外緊急サポートの有無
24時間対応の海外緊急アシスタンスデスク・日本語サポート・紛失盗難時の緊急カード再発行サービスの有無も重要な選定基準です。
海外利用明細の見方と確認ポイント
明細で確認する項目
- 利用日・実際に使用した日付・決済日と換算日が異なる場合がある
- 利用店舗名・決済した店舗名・サービス名
- 外貨利用額・現地通貨での利用金額
- 換算レート・適用された為替レート・手数料込みのレートで表示される場合がある
- 円貨請求額・実際に請求される日本円の金額
海外手数料がどこに反映されるか
換算レートに含まれて表示される場合がある
多くのカードでは海外事務手数料が換算レートに含まれた形で表示されます。外貨金額×換算レート=円貨請求額という計算に手数料分が上乗せされたレートが適用されています。
別項目で表示されないカードもある
手数料が換算レートに含まれるため、明細上に海外手数料○○円という別項目が表示されないカードがほとんどです。
不正利用を見つけるポイント
利用していない店舗名がないか確認する
旅行中のレシートと明細を照合して、利用した覚えのない店舗名が含まれていないかを確認してください。
少額決済の連続にも注意する
不正利用の手口として、まず少額の決済でカードが有効かどうかを試してから高額請求に移行するパターンがあります。見知らぬ少額請求にも注意してください。
DCCになっていないか確認する
日本円建てで請求されていないか見る
現地で現地通貨払いを選択したにもかかわらず、明細が日本円建てで記載されている場合はDCCが適用されている可能性があります。
現地通貨払いだったかレシートも保管する
現地でのレシート・現地通貨金額が記載されたものを保管しておくことで、明細との照合や不正利用の証明に役立ちます。
クレジットカード海外手数料に関するよくある質問
海外手数料が一番安いクレジットカードはどれですか?
イオンカードやJCBカードWなど低水準のカードが候補になります
海外事務手数料が低水準のカードとしてはイオンカード・JCBカードWなどが候補として挙がります。ただし最新の手数料率は各カード会社の公式サイトで確認してください。
海外でカードを使うならVisaとMastercardどちらがよいですか?
どちらも使いやすく、渡航先やサブカードとの組み合わせで選びます
VisaとMastercardは世界中で加盟店数が多く使いやすさに大きな差はありません。渡航先・メインの経済圏・サブカードとの組み合わせで選ぶことをおすすめします。
海外手数料はいつ請求されますか?
利用データが処理され、日本円に換算された後の請求に反映されます
海外での利用は利用日から数日後にデータが処理されて、カード会社が換算した日のレートで円換算されます。利用日と請求月が異なる場合もあります。
海外で日本円払いと現地通貨払いはどちらが得ですか?
基本的には現地通貨払いを選ぶ方が手数料を抑えやすいです
DCCによる日本円払いは加盟店側が設定するレートが適用されて割高になりやすいです。カード会社のレートの方が有利な場合がほとんどのため、現地通貨払いを選ぶことをおすすめします。
年会費無料カードでも海外手数料は安いですか?
年会費無料でも手数料が低いカードはありますが、保険やサポートも確認が必要です
イオンカードやJCBカードWなど年会費無料でも海外事務手数料が比較的低いカードがあります。ただし海外旅行保険の有無・補償内容・サポート体制も合わせて確認してください。
海外旅行保険付きカードなら手数料は高くてもよいですか?
保険の価値もありますが、決済用と保険用で使い分ける方法もあります
手数料が高めでも保険が充実しているカードは価値がありますが、手数料の安いカードをメインの決済に使い・保険付きカードをサブとして持参する使い分けも有効な方法です。
海外キャッシングはカード払いより安いですか?
繰り上げ返済をすれば安くなる場合がありますが、金利とATM手数料を確認します
帰国後すぐに繰り上げ返済することで利息を数日分に抑えられます。空港や現地両替所の手数料と比較して有利かどうかを事前に確認してください。
海外手数料はポイント還元で相殺できますか?
一部相殺できますが、実質負担率で比較することが大切です
還元率1.0%のカードで手数料2.0%のカードを使えば実質1.0%の負担になります。手数料率とポイント還元率の両方から実質負担率を計算して比較することが正確なコスト評価になります。
まとめ|クレジットカード 海外 手数料 比較して選ぶことが重要
海外手数料はカード会社や国際ブランドによって差がある
同じVisaブランドでもカード会社によって1.6%〜3.85%と大きく差があります。海外でよく使う方は事前に手数料率を確認してクレジットカード 海外 手数料 比較を行い、低水準のカードを選ぶことで、旅行・留学・出張のコストを大幅に抑えられます。
手数料率だけでなくポイント還元率や年会費も比較する
手数料率の比較だけでなく、ポイント還元率を差し引いた実質コスト・年会費のバランスを総合的に評価することが最適なカード選びにつながります。
海外旅行保険やサポート体制もカード選びの重要なポイント
海外では医療費が高額になるリスクがあります。自動付帯か利用付帯か・疾病治療費用の補償額・救援者費用の有無など保険内容を確認した上でカードを選んでください。
海外ではDCCを避けて現地通貨払いを選ぶ
DCCによる日本円払いは手数料が上乗せされて割高になります。レジ・端末で通貨を選択する際は必ず現地通貨を選択してください。
複数カードを持参し、メインカードとサブカードを使い分ける
クレジットカード 海外 手数料 比較を踏まえると、手数料の安いカードをメイン決済用・旅行保険が手厚いカードをサブとして持参する使い分けが費用対効果の最も高い方法です。また紛失・盗難・カード未対応のリスクに備えて異なるブランドを2〜3枚持参することをおすすめします。