ヘッジファンドおすすめランキング10選

ヘッジファンド

ここまでヘッジファンドの特徴や向き・不向き、選び方を見てきました。ヘッジファンドがどのようなものかお分かりいただいた上で、ここからは具体的におすすめの10選を1位から順にランキング形式でご紹介していきます。ヘッジファンドは開示情報が少ないこともあるので、掲示板やSNSの評判も参考にしながら、管理人が独自に選定しました。

ヘッジファンドおすすめ1位:BMキャピタル

BMキャピタル

BMキャピタルを1位に推す理由は、その実績です。BMキャピタル社の資料によれば、過去10年で運用実績がマイナスになった年はなく、安定して10%以上の利回りを獲得しています。

市場で見逃されている国内の有望企業を見つけ出し、企業価値を高める提案を行うことで株価を高め、安定して収益を得るバリュー投資を実践しています。

ホームページで中長期的な視点で投資を行っているという方針や、「東京大学や京都大学など一流大学を卒業し、外資系投資銀行や海外ヘッジファンドでの実務経験を有するメンバー」(ホームページより)ことを謳っており、安定性や優秀なメンバーの存在という点も評価できます。

また口コミによれば、報酬も明朗会計で、担当者の説明が丁寧であることも評判が良いです。これからヘッジファンドに投資をしてみようという投資家におすすめできるということで、ランキング1位としています。

運用会社ビーエムホールディングス合同会社
(BM HOLDINGS LLC) ※旧社名:BM CAPITAL LLC
代表者森山 武利
本社所在地東京都港区六本木7-17-10-418
主な投資対象日本株
主な投資戦略1.バリュー株投資
2.アクティビスト戦略
期待利回り年率+10%以上
最低投資額1000万円

BMキャピタルの特徴1. 損失を出さない事を信条とする

資産運用において最も大事な事は「損失を出さない事」です。
中略
鉄則1.損失を出さない事を信条とする
鉄則2.鉄則1を厳守する

出典:BMキャピタルHP

BMキャピタルのHPに書かれている様に、長期の資産形成において重要な事は大きな損失をいかに回避するかです。

どれだけ高いパフォーマンスを発揮しても、翌年に大きな下落を経験すると取り返しが付かなくなる可能性が高いです。

仮に50%の下落をした場合、同じ評価額まで戻すには+100%のパフォーマンスが必要であり、損失回避の重要性が分かります。

また、BMキャピタルが運用を始めた2013年以降、日本株式の代表指標であるTOPIXがマイナスを記録した年は3回あります。

特に2018年は-17.8%と大きく下落していますが、BMキャピタルは全て回避しています。

BMキャピタルの損失回避を第一とする信条は、非常に合理的です。

BMキャピタルの特徴2. 安定した高いパフォーマンス

BMキャピタルが運用を始めた2013年以来の平均年間利回りは10%以上であり、マイナスになった年はありません。

プロが集まるアクティブファンドでも、全世界株式インデックスのパフォーマンスに勝つのは困難と言われており、その年平均パフォーマンスは過去36年間で+8.2%です。(2024年2月末時点)

2013年〜2023年のTOPIXの平均年間利回りは+9.4%で、この実績も上回っています。

株式投資はさまざまな要因から株式の価値が揺れ動き、常に合理的に判断されているとは限りません。

損失を回避しながら高いリターンを求めるのは非常に難しく、高いヘッジ能力と株式市場の動向観察に優れている事が窺えます。

全世界株式指数やTOPIXと比較されるアクティブファンドとして、高い実績が評価されています。

BMキャピタルの特徴3. 徹底分析によるバリュー投資

バリュー投資とは、本来の企業価値よりも市場判断が割安と判断した時に投資を行う手法です。

バリュー投資の基本
1.価値に対して十分に割安な株式のみに投資する
2.短期的な株価の乱高下に一喜一憂しない

出典:BMキャピタルHP

企業の決算書を中心にさまざまな専門的な分析や指標の見極めが必要です。

東大・京大などを卒業した元外資系投資銀行家が投資家の代わりに徹底分析してくれることがメリットです。

また、バリュー投資の難しさの一つは市場に再評価されるタイミングがいつになるか分からない点です。

市場評価は、経済状況や注目されるセクターによって大きく変動し、それに合わせて株価も大きく上下します。

これらの管理や見極めも優秀なスタッフが行ってくれることが強みです。

注目ファンド

詳細な投資分析によるバリュー投資を中心に実践しており、短期的な利益追求ではなく安全性を追求しながら中長期的な利益を求めているヘッジファンド。

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ヘッジファンドおすすめ2位:オリエントマネジメント

オリエントマネジメント

オリエントマネジメントは投資先に特徴があり、中国の個別株に投資しています。中国は言うまでもなくGDPがアメリカに次いで世界第2位の規模となっており、先進国がここ数年伸び悩む中で相対的にも大きな成長を遂げています。

未開拓なマーケットで割安企業も存在し、投資家にとっては魅力的ですが、投資するには難易度がとても高い市場です。理由の1つは情報が少ないことで、決算書も英語になっているのは一部です。

また地政学リスクも高いと言わざるを得ません。オリエントマネジメントはそのような市場の情報集中と分析に長け、大幅に割安な企業に投資して実績をあげています。投資先として中国に目を付けているのであれば、一考の余地があるヘッジファンドです。

運用会社オリエントマネジメント合同会社
本社所在地東京都港区東麻布2-35-1 KCビル6F
主な投資対象中国株
主な投資戦略バリュー投資
期待利回り先進国ファンド年率+16%(8年)、新興国ファンド年率+114%(3年)
最低投資額1000万円

オリエントマネジメントの特徴1. 高成長の中国への投資

2024年現在、中国のGDPはアメリカに次ぐ世界2位です。

中国は2009年に日本のGDPを抜き去り、世界第二位の経済大国に変化しました。

2037年には、アメリカを抜いて世界一の経済大国になると言われています。

GDPの多くは個人消費であり、個人消費が活発化することで企業の業績向上が見込まれ、株価上昇が期待されます。

そのため、中国への投資は1990年代から注目が高まっており、現在もさらなる成長が予想されています。

5Gや電気自動車などの先端技術も世界で一番発展しており、製造業やテクノロジーを中心に経済の強さが窺えます。

また、コロナショック後の経済の立ち直りも最も早く、世界をリードする経済大国の一つであり、オリエントマネジメントが行う中国への投資に注目が集まっています。

オリエントマネジメントの特徴2. 厳選された中国個別株への投資

個人投資家の中国株への投資は、主にマーケット全体を購入する投資信託が一般的です。

その理由は、中国株の情報はあまり市場に出回っておらず、情報収集するのは難しく、場合によって投資制限が発生します。

高い成長率を継続している中国経済に投資を行いたくても、情報不足の中で優良銘柄を見つけることは難しく、結果的にインデックスなどに投資を行う投資家が多いです。

それでは中国株に高いパフォーマンスを求めることが難しいと言われています。

オリエントマネジメントは専門家による独自の調査により、中国株式市場の中でも厳しく評価・分析を行い、厳選した有望銘柄にのみ投資を行います。

これにより、中国株式市場全体よりリスクを抑えながら高いパフォーマンスの実績があります。

オリエントマネジメントの特徴3. マクロからミクロに渡る専門の分析

中国は中国共産党の一党政治が続いており、急激な路線変更は投資家にとって困った結果になることがしばしばあります。

近年では、中国恒大集団の破産など不動産バブルの崩壊が懸念されており、中国政府の介入がいくらか見られました。

その余波でインターネット業界への締め付け強化が起こったり、米中規制問題など中国マネーへの見通しは不確実性を高めています。

それらのマクロ環境を個人投資家が読み解くことは困難であり、オリエントマネジメントでは世界各国に広がるネットワークに対する広い人脈を使用した東大出身者の専門家の分析が期待できます。

中国はマクロ的な懸念がある反面、高い成長期待が継続していますので、リスク管理ができれば良い投資先になり得ます。

注目ファンド

オリエントマネジメントは投資先に特徴があり、中国の個別株に投資しています。先進国がここ数年伸び悩む中で相対的にも大きな成長を遂げています。

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ヘッジファンドおすすめ3位:フロンティアキャピタル

フロンティアキャピタル

フロンティアキャピタルは、新興国株式に投資するヘッジファンドです。新興国株式市場はエマージングマーケットとも呼ばれますが、中でもイランに投資していることで、かなり高い利回りをあげているという評判のファンドです。

イランは、経済力の源泉である人口も増加していることもありますが、ウクライナ侵攻によってロシア産の原油輸出が減ることで原油価格が上がり、経済制裁の解除の可能性も高まったことから急激かつ大幅に株価が上昇しました。

一方で政情不安や投資規制等のマイナス面もあるため、まさにハイリスクハイリターンを地で行くスタイルです。ヘッジファンドに投資するからには相当な利回りを狙いたい、という投資家にはぴったりでしょう。

運用会社フロンティアキャピタル合同会社
本社所在地東京都港区浜松町2-2-15 2F
主な投資対象新興国株
主な投資戦略高成長かつ割安な新興国への投資
期待利回り非公開
最低投資額1000万円

フロンティアキャピタルの特徴1. 成長期待の高い新興国へ投資を行う

基本的に株式市場が上昇するかどうかは、経済の発展度合いに依拠していきます。

さらに株式市場は将来の成長を織り込んでいくため、現在までの成長率の高さは勿論のこととして、今後成長が維持・上昇するのかが重要になってきます。(出展:フロンティアキャピタルHP

新興国は先進国よりも高い成長性を保有しており、1999年以降新興国がGDP成長率を高く維持しており、2023年のGDP成長率は新興国が4%、先進国は1.5%でした。

また、PPP(購買力平価)ベースでの世界のGDP割合は、新興国が2007年に先進国を追い抜いており、2023年現在は新興国が59.4%、先進国が40.6%です。

個人投資家が新興国へ投資する事のハードルは高く、フロンティアキャピタルは専門家が高い経済成長率が維持される新興国を調査し、分析の後、投資を行います。

フロンティアキャピタルの特徴2. 新興国の対象国調査が明確かつ戦略的

フロンティアキャピタルは、新興国への投資を掲げていますが特定の国をテーマに投資を行いません。

対象となる国の条件がホームページに掲げられています。

選定基準①:高い経済成長率を維持・継続が見込まれるか
選定基準②:安定した成長構造になっているか
選定基準③:特定の国に経済依存をしていないか
選定基準④:特定の産業に経済を依存していないか
選定基準⑤:割安な株式市場

出典:フロンティアキャピタルHP

新興国投資で最初に思い浮かべるのは、BRICSと呼ばれるブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカです。

しかし、フロンティアキャピタルはこれらの市場は経済成長性に懸念はないが、既に注目されている事から割安感がないと記載しています。

注目度が低いと言う事は、投資が行いにくい環境であるため、特徴的なファンドです。

フロンティアキャピタルの特徴3. イランへの投資を行う唯一のファンド

選定基準の5つをクリアした国としてイランを挙げています。

フロンティアキャピタルのホームページでは、イランのエネルギー産業への依存度は15%と中東で最も低く、2016年の経済成長率は12.58%と世界で最も高く、今後の発展が期待される国と評価しています。

また、PER(一株当たり利益)が4〜7倍で他の株式市場よりもかなり割安で、配当利回りが20%程度の銘柄が複数あり、10%越えの企業が過半数を超えているため、イランの高配当企業を積極的に投資ポートフォリオに入れている様です。

フロンティアキャピタルは、一早くイラン当局と折衝した事から、日本で唯一イランの株式市場に投資を行えるファンドとして紹介されています。

今後海外からの投資が集中した場合には、他の新興国同様に割安感が消えると予想されており、注目が集まります。

注目ファンド

フロンティアキャピタルは、新興国株式に投資するヘッジファンドです。新興国株式市場はエマージングマーケットとも呼ばれますが、中でもイランに投資していることで、かなり高い利回りをあげているという評判のファンドです。

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ヘッジファンドおすすめ4位:ヘッジファンド証券

ヘッジファンド証券

ヘッジファンド証券は、会社名に「証券」とあるように、自身で運用は行わず販売だけを行う会社です。運用はエピック・パートナーズ・インベスメンツ社が行う「エピック・バリアント・ファンド」となります。

ホームページでは、過去の運用実績は設定来187%となっており、日本株のマーケット・ニュートラル戦略で運用するファンドを採用しているという記載があります。

マーケット・ニュートラル戦略とは、割安株を購入し割高株をカラ売りする手法で、相場が上がっている時でも下がっている時でもリターンを狙うことが可能です。

リターンが2011年から187%ということは、年利にすると6%程度で若干低めです。公開情報は多くありませんが、堅実な運用を標榜しています。

運用会社ヘッジファンド証券株式会社
代表者植頭 隆道
本社所在地東京都港区虎ノ門4-1-1神谷町トラストタワー25階
主な投資対象日本株
主な投資戦略割安株のロングと割高株のショートを同額行う戦略
期待利回り年率+10.1% (11年で+187%のリターン実績)
最低投資額1000万円
公式サイトヘッジファンド証券

ヘッジファンドおすすめ5位:サムライ・キャピタル

サムライ・キャピタル

サムライ・キャピタルは、投資先が不動産中心であることに特徴があるヘッジファンドです。ヘッジファンドがオルタナティブ資産で、株式や債券とは異なる値動きをすることから分散が図れることはお伝えした通りなので、分散投資効果を高めるという点からおすすめできるファンドとなります。

ホームページを見ると、個別のテーマや案件に特化したファンドを組成しているようですので、確かに株式との相関は低いことが予想されます。

一方で、「新築戸建て住宅」、「トランクルーム」というように個別テーマに特化すると、業界特有の背景で値崩れするおそれもあることは注意が必要でしょう。同じ不動産への投資ということで言えば、J-REITの中でもホテルに特化したものは、コロナによるインバウンドの減退によりいまだ価格は低迷しています。

運用会社サムライ・キャピタル株式会社
代表者青山 健
本社所在地東京都港区六本木6-2-31 六本木ヒルズノースタワー9階
主な投資対象不動産
主な投資戦略さまざまなテーマの個別不動産へのファンド組成
期待利回り非公開
最低投資額非公開
公式サイトサムライ・キャピタル

ヘッジファンドおすすめ6位:セゾン投信

セゾン投信

セゾン投信は、ヘッジファンドに特化した会社ではなく、クレディセゾンと日本郵便が株式を保有する日本の運用会社です。

セゾン投信は、「セゾン資産形成の達人ファンド」というファンドの運用を行なっています。こちらは、世界株式の個別銘柄に長期投資をするアクティブファンドをいくつか選択して投資しています。

利回りが6.49%強という点は物足りないかもしれませんが、信託報酬は1.54%と低いです。独自の手法でハイリスク・ハイリターンを狙うファンドではないので、情報開示が豊富で運用レポートも公開されていることもあり、安心感があります。

格付会社のR&Iが選定する「R&Iファンド大賞」を9年連続で受賞している実績もあります。ただし、アメリカを中心に金融引き締めの動きが継続していますので、世界株式への投資タイミングは考慮が必要です。

運用会社セゾン投信株式会社
代表者園部 鷹博
本社所在地東京都豊島区東池袋3-1-1 サンシャイン60 48階
主な投資対象全世界型株式
主な投資戦略先進国を中心とした全世界の株式への分散投資
期待利回り年率+8.19% (過去5年間)
最低投資額5000円
公式サイトセゾン投信

ヘッジファンドおすすめ7位:ひふみ投信

ひふみ投信

レオス・キャピタルワークスが運用する「ひふみ投信」はこの業界では非常に有名なファンドで、その運用スタイルは国内の成長企業を見つけ出し投資するものです。守りながら増やすという、着実な運用を掲げています。

情報開示は積極的に行われるため透明性が高く、代表取締役会長兼社長CIOの藤野英人氏は、数多くの講演やセミナーを行なっており、地銀との連携も深く、ファンが多いと言われています。

運用成績は、年利では3.01%ですが、設定来では460.75%となっており、長期保有で実績をあげています。現在は大型株が69.1%となっており、インデックスに近い運用になってしまっていますので、ヘッジファンドとして比較するよりは、インデックスファンドと比較する方が良いかもしれません。

運用会社レオス・キャピタルワークス株式会社
(ひふみ投信)
代表者藤野 英人
本社所在地東京都千代田区丸の内1-11-1
パシフィックセンチュリープレイス(PCP)丸の内27F
主な投資対象主に日本株 (90%以上)
主な投資戦略バリュー投資
期待利回り年率+14.2% (過去15年間)
最低投資額1000円
公式サイトひふみ投信

ヘッジファンドおすすめ8位:フィデリティ投信

フィデリティ投信

フィデリティ投信は、アメリカのフィデリティ・インベストメンツの海外拠点という位置付けの会社です。フィデリティ・インベストメンツは、世界の運用資産規模で、ブラックロック、バンガードに次ぐ第3位を誇る老舗のアセットマネジメントです。

投資先はグローバルで、株式だけでなく不動産等投資先も様々なアクティブファンドを運用しています。ヘッジファンドとしての顔よりは、投資地域、投資先、投資手法を色々と揃えるグローバルな大手アセットマネジメンという方が正確かもしれません。

日本では1969年から50年以上に渡ってビジネス展開をしており、他の外資アセットマネジメンよりも日本の投資家やマーケットに精通していることが強みでしょう。名の通った企業を通じて投資したいと考える方に向いています。

運用会社フィデリティ投信株式会社
代表者デレック・ヤング
本社所在地東京都港区六本木7-7-7 TRI-SEVEN ROPPONGI
主な投資対象自社で作成したさまざまなテーマの投資信託を提供
公式サイトフィデリティ投信

ヘッジファンドおすすめ9位:ピクテ・ジャパン

ピクテ・ジャパン

ピクテ・ジャパンは、スイスにあるヨーロッパ最大規模のアセットマネジメントであるピクテ銀行の日本法人です。ピクテ銀行は1805年から続く伝統的なプライベートバンクで、世界中の富裕層の資金を預かる由緒ある金融機関です。

日本でも1987年からサービスを提供しているので、こちらも老舗と言って良いでしょう。ピクテの投資戦略は、グローバル株式ロング・ショート、欧州株式ロング・ショート、グレーターチャイナ株式ロング・ショートに加え、欧州不動産やプライベートエクイティファンド等も商品として取り揃えています。

株式のロング・ショート戦略を得意としているようですので、海外株式への投資を考えている投資家にとって選択肢となるでしょう。

運用会社ピクテ・ジャパン株式会社
代表者萩野 琢英
本社所在地東京都千代田区丸の内2-6-1 丸の内パークビルディング21階
主な投資対象自社で作成した幅広いテーマ(主に株式、債券)の投資信託を提供
公式サイトピクテ・ジャパン

ヘッジファンドおすすめ10位:ストラテジックキャピタル

ストラテジックキャピタル

ストラテジックキャピタルはその投資方針に特徴があり、アクティビストファンドと呼ばれます。アクティビストファンドとは、特定企業の株式を一定の割合持つことで、自社株買や増配、議決権行使等の方法で経営に関与し、企業価値を高めることを狙うものです。「もの言う株主」とも呼ばれますが、そちらの方が通りが良いかもしれません。

投資先企業の経営が効率化することで資本効率性が向上し、企業価値が上がることは、企業にとっても投資家にとっても望ましいことです。

しかし、経営陣への提案が必ずしも通るわけではないことが難しいところです。企業によっては抵抗勢力が生まれることもあるでしょうから、時間をかけて対話し、全ステークホルダーが納得できる落としどころを見つける必要があります。投資にあたっては、そうした対話活動の状況も確認する必要があるでしょう。

運用会社株式会社ストラテジックキャピタル
代表者丸木 強
本社所在地東京都渋谷区東3-14-15 MOビル
主な投資対象日本株式
主な投資戦略アクティビスト投資
期待利回り年率+11%
最低投資額10万ドル
公式サイトストラテジック・キャピタル

世界のヘッジファンドランキング【利益総額・運用資産残高】

世界のヘッジファンドランキング

ここからは、世界のヘッジファンドについて紹介していきます。

利益総額と運用資産残高を基準に、世界のヘッジファンドランキングの上位10企業を表にまとめましたので確認してみましょう。

世界のヘッジファンドランキング【利益総額】

まず、利益総額を基準に世界のヘッジファンドファンキングのトップ10を紹介します。(2023年末時点)

順位運用会社利益総額(単位:ドル)
1位シタデル・インベストメント(アメリカ)740億ドル
2位(同率)DEショー(アメリカ)561億ドル
2位(同率)ミレニアム・マネジメント(アメリカ)561億ドル
4位ブリッジウォーター・アソシエイツ(アメリカ)558億ドル
5位エリオット・マネジメント(アメリカ)476億ドル
6位ソロス(アメリカ)439億ドル
7位ザ・チルドレンズ・インベストメント・ファンド(イギリス)413億ドル
8位バイキング・グローバル・インベスターズ(アメリカ)409億ドル
9位バウポスト・グループ(アメリカ)370億ドル
10位ファラロン・キャピタル(アメリカ)357億ドル

1位のシタデル・インベストメントは、1990年にハーバード大学を卒業したケン・グリフィンによって設立されました。

シタデルは、コモディティ、クレジット&コンバーティブル、株式、債券&マクロ、グローバル・クオンツ・ストラテジー部門に分かれています。

2023年は全ての部門で2桁成長を実現させ、70Bドルの利益を上げました。

世界のヘッジファンドランキング【運用資産残高】

次に、運用資産残高(AUM)を基準に世界のヘッジファンドファンキングのトップ10を紹介します。

順位運用会社運用資産残高(単位:兆ドル)
1位ミレニアム・マネジメント(アメリカ)3906億ドル
2位シタデル・インベストメント(アメリカ)3391億ドル
3位ブリッジウォーター・アソシエイツ(アメリカ)1968億ドル
4位バリヤスニー・アセット・マネジメント(アメリカ)1844億ドル
5位マリナー・インベストメント・グループ(アメリカ)1804億ドル
6位アローストリート・キャピタル(アメリカ)1714億ドル
7位ブルックフィールド・アセット・マネジメント(アメリカ)1517億ドル
8位マン・グループ(イギリス)1399億ドル
9位Point72 アセット・マネジメント(アメリカ)1268億ドル
10位アルティザン・パートナーズ(アメリカ)1200億ドル

1位のミレニアム・マネジメントは、イスラエル・アレクサンダー・イングランダーが設立したヘッジファンドです。

ミレニアム・マネジメントは、280以上の投資チームが独立して運用する方針を取っています。

1990年以降、2008年以外プラスのパフォーマンス実績を出しています。

ヘッジファンドとは

ヘッジファンド

ヘッジファンドとは、名称に「ファンド」とある通り、資金を募って投資を行うものです。資金を募る投資という点では投資信託と共通点がありますが、異なる商品ですので、その違いは追ってご説明します。

 

一般的に投資対象は、株式、債券、為替、コモディティ、不動等を対象とし、デリバティブも駆使します。株式や債券は伝統的商品と呼ばれたりしますが、それとは違った投資先ですのでオルタナティブ(代替的)商品の1つとしても認識されています。

また投資手法も様々で、割安な銘柄を買う(ロング)だけでなく割高な銘柄を売る(ショート)ことも組み合わせる「ロング・ショート」という手法や、M&Aや業務提携等の経営に関するイベントから収益機会を探る「イベント・ドリブン」、マクロ経済を分析しグローバルの株式や債券やコモディティについて各種のポジションを作る「グローバル・マクロ」といった手法があります。

いずれも、ファンドマネージャーによる綿密な分析や予測をもとに、投資対象や手法が選択され、投資と運用が行われます。

ヘッジファンドと投資信託の違い

ヘッジファンド

ヘッジファンドは、投資家から資金を集めて投資を行う点で投資信託と共通点があると述べましたが、それでは両者が異なるのはどのような点でしょうか。その違いについて、投資家層、投資金額、収益目標、レバレッジの観点から比較してみます。

ポイント

  • 投資家層は資金力のある投資家に限られる
  • 最低投資金額は数千万円から数億円と高額
  • 収益目標はプラスであることを求められる
  • レバレッジをかけることで収益獲得を狙う

投資家層は資金力のある投資家に限られる

投資信託は、大手金融機関向けもありますが、個人向けにも販売されています。個人投資家は証券口座があれば誰でも購入が可能です。一方、ヘッジファンドは大手の投資家(機関投資家)や資金力のある投資家に限定します。そのため、ある程度裕福な人でないと購入ができないこともあって、一般に馴染みのない商品となっているのでしょう。

ヘッジファンドのような形態を私募投信と言いますが、投資家層を限定することで設定解約の頻度が少なくなり、長期安定運用が望めるというメリットがあります。

最低投資金額は数千万円から数億円と高額

投資信託との違いの2点目としては、投資金額が挙げられます。投資信託は、最低投資金額が数千円から始められますが、ヘッジファンドは一般的に数千万円から数億円という単位になります。

もともと投資家層が絞られていることもありますが、これだけの資金を出せるという点でも、限られた人だけが投資できる商品ということになります。ヘッジファンドが「お金持ち向け」と言われるのはこれが理由です。

収益目標はプラスであることを求められる

収益目標は、投資信託が「相対収益」であるのに対し、ヘッジファンドは「絶対収益」となります。相対収益とは、指数や平均株価等の基準(ベンチマーク)を定め、それに対しどれだけ上乗せのリターンを得たか、という考え方です。たとえ収益がマイナスであっても、ベンチマークを上回ってさえいればパフォーマンスは良しと判断されます。

絶対収益はそうは行きません。ベンチマークとの比較ではなく、必ずプラスのリターンを生むことを求められますので、ファンドマネージャーには強いプレッシャーがあることでしょう。

レバレッジをかけることで収益獲得を狙う

ヘッジファンドは、レバレッジを活用するケースが多いです。レバレッジとは少ない資金で大きな金額の取引を行うことを指しますが、ヘッジファンドの場合は先物を組み合わせることで原資の何倍もの資金を動かして、投資収益の拡大や、マーケット下落時でも収益を獲得することを狙います。

当然ながらレバレッジをかけた分だけリスクも大きくなるため、リスク管理が非常に重要となってきます。

ヘッジファンドの特徴・メリット

ヘッジファンド

ヘッジファンドには、投資信託との比較で明らかにした以外にも、他の金融商品にはない特徴がいくつかあります。お金持ち向けということもあり、要求されるレベルが高いと言えるでしょう。その特徴とメリットをご紹介します。

ポイント

  • 投資利回りは年利10%を超えるものがある
  • 投資家自身で投資判断する必要がない
  • 運用を任せるファンドマネージャーは必然的に優秀
  • 収集が難しい情報も含め直接説明を受けて購入できる
  • 柔軟な投資戦略(or投資手法)で安定収益を狙う
  • 運用レポートが開示されていないことがある

投資利回りは年利10%を超えるものがある

ヘッジファンドは利回りを貪欲に狙う商品です。しかし、その投資手法はファンドにより異なり、情報開示の程度も様々です。投資利回りについても、ヘッジファンド全体を均して見てしまうと分かりにくい点がありますが、一般的には10%を超えてきます。ハイリスクのもので年利15%から30%、リスクを抑えたファンドであれば利回りももう少し下がります。

日本株の場合、配当も考慮した利回りで5%程度という水準ですので、魅力的に映るかもしれません。もちろん、全てのヘッジファンドが安定的に利回りをあげているわけではないので、その点は注意が必要です。

投資家自身で投資判断する必要がない

ヘッジファンドは、基本的に運用をプロの投資家に任せることになります。そのため、投資先をどこにするか、配分はどのようにするか、ポートフォリオ構成はどのようにするかといった難しい判断は、投資家自身で行う必要はありません。また、経済や市場環境は絶えず変化しますので、それに応じた取引を日々行っていく必要がありますが、それもプロにお任せです。

絶対収益を狙うがリスクが高い運用を行うのは素人では難しいでしょうし、情報収集や分析に時間もかかります。それらをプロに任せて、他のことに時間を使えるのは投資家にとってメリットでしょう。

運用を任せるファンドマネージャーは必然的に優秀

ヘッジファンドはベンチマークとの比較ではなく、収益目標は必ずプラスであることが求められると述べました。投資経験のある方なら、これが非常に難しいことであることは想像できるかと思います。そのような中でパフォーマンスをあげるためには、ファンドマネージャーが優秀であるのは絶対条件です。

そうではないファンドマネージャーは、市場から淘汰されることになる厳しい世界です。大事な資金を預けて運用を任せるのですから、投資家側もシビアにそのパフォーマンスを評価すべきでしょう。

収集が難しい情報も含め直接説明を受けて購入できる

ヘッジファンドの投資先は海外の資産であるケースや中小企業も多いため、その情報を得ることは難しいです。しかし、国内ヘッジファンドやプライベートバンク、投資助言会社を通して購入することで、直接ファンドの説明を受けることができます。

投資家によってその投資目的、投資スタイル、リスク許容度はバラバラです。ヒアリングを受けて、ひとりひとりの投資家に合った提案を受けられることは、ヘッジファンドのメリットの1つです。

ハイリターンなものは当然ハイリスクなので、正確に説明を受けて理解した上で投資をすべきでしょう。

柔軟な投資戦略(or投資手法)で安定収益を狙う

ヘッジファンドには、大別して以下の6つの代表的な投資戦略(or投資手法)があります。

  • 株式ロング・ショート戦略
  • イベント・ドリブン戦略
  • グローバル・マクロ戦略
  • アービトラージ戦略
  • マーケットニュートラル戦略
  • マルチストラテジー戦略

株式や債券、投資信託といった金融商品には、投資家保護の観点から投資上限や投資先、投資手法に制約がかけられています。ヘッジファンドはその点が柔軟であるため、上記のような投資戦略で絶対収益を狙うことや、相場下落局面でも安定した運用ができるのです。

また、相場の変動時にも機動的な運用ができるという特徴もあります。

運用レポートが開示されていないことがある

ヘッジファンドは、情報をあまり公開していないことが多いです。投資家層を限定していることや、独自の手法で投資をしていること、レポート開示義務がないこと等があって、透明性がないことが特徴とも言えます。

中には、定期的にレポートや運用状況を開示しているところもあるので、ヘッジファンドを選択する際の基準の1つにしても良いでしょう。但し、情報開示とファンドのパフォーマンスは別物です。中長期の運用実績は、公開されていなければヘッジファンドから直接取得してでも確認すべきでしょう。

ヘッジファンドをおすすめできる人・おすすめしない人

ヘッジファンド

これまで述べてきたように、ヘッジファンドには株式、債券、投資信託にはない特徴があるため、投資家によって向き不向きがあります。ここからはおすすめできる人と、おすすめできない人をご紹介します。

ポイント

  • ヘッジファンドをおすすめできる人
  • ヘッジファンドをおすすめしない人

ヘッジファンドをおすすめできる人

ヘッジファンドへの投資をおすすめできるのは、以下のような方です。

  • 数千万円の投資余力がある人
  • 他の金融資産にも投資している人

1点目の投資余力については、既に述べた通り、ヘッジファンドは数千万円から数億円の最低投資金額が必要ですので、おすすめというよりは条件に近いものです。

2点目の他の金融資産にも投資している人というのは、ヘッジファンドならではの魅力を活かすものです。それは、株式や債券等の伝統的資産とは異なる動きをするオルタナティブ資産であることから、分散を図れるというものです。

投資の格言に「卵を1つのカゴに盛るな」がありますが、これは投資先の特徴や値動きが異なる複数の資産に分散して投資し、安定した運用の達成を実現しようとすることです。ヘッジファンドは、他の金融資産と組み合わせて持つことで、更に旨味を発揮します。

ヘッジファンドをおすすめしない人

一方、ヘッジファンドをおすすめしないのはどのような人でしょう。

  • 投資資金を他の用途にも使う可能性がある人
  • 投資の知識や経験が浅い人
  • 自身で運用をコントロールしたい人

まず、ヘッジファンドと契約すると頻繁に資金の出し入れはできません。他にもお金を使う可能性があれば、投資を再考すべきです。

また、知識や経験が浅い人にもおすすめできません。いくらプロに任せられると言っても、担当者の説明を全く理解できないのであれば、大事な資金を預けるスタンスとしても疑問ですし、先に述べた分散効果も得られません。

逆に、全てをコントロールしたいと思っても、極めて高度な知識と分析に基づいてプロが行う運用の全てを理解することは難しいでしょう。

注目ファンド

詳細な投資分析によるバリュー投資を中心に実践しており、短期的な利益追求ではなく安全性を追求しながら中長期的な利益を求めているヘッジファンド。

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ヘッジファンドの選び方|投資方針や成績、安全性など

ヘッジファンド

では、実際にヘッジファンドに投資を考える際に、ポイントとなるのは何でしょうか。以下で、投資方針、ファンドマネージャー、投資成績、利回り、安定性、将来性の6点から選び方をご説明します。

ポイント

  • 自身の投資方針とヘッジファンドの方針が合致するか
  • ファンドマネージャーの経歴から任せられるか判断
  • 長期に投資成績をあげられているか
  • 投資家の投資方針に合致する利回りの商品を選ぶ
  • 市場がどんな状況でも安定性を確保できているか
  • 将来性は現在と未来のバランスをどう見るか

自身の投資方針とヘッジファンドの方針が合致するか

ヘッジファンドの投資方針は、細かい点では千差万別と言えます。具体的に投資方針とはどんなものに投資するかということや、どの程度の期間を見据えた投資なのか、といったことです。

例えば、投資エリアではアジアに限定したり、業種であればハイテク銘柄を中心にしたり、これから大きく成長する可能性のある企業を含めたりといったことが、各ヘッジファンドの投資方針で謳われていますので、自身の方針と合致できるか、許容できるかといったことを確認してみてください。

ファンドマネージャーの経歴から任せられるか判断

ファンドマネージャーは優秀な人が多いと述べましたが、やはりその経験や知識、何より実績は人によって違います。ヘッジファンドによっては運用するファンドマネージャーの経歴を公開しているものもあるので、その実績は確認しておくと良いでしょう。

また、国内のヘッジファンドではファンドマネージャーと直接相談することができますが、やはり相性というものもあるでしょう。文字面だけではなく、雰囲気含め情報はなるべく集めた方が賢明と言えます。

長期に投資成績をあげられているか

数千万円という金額を投資するにあたっては、投資成績は最重要チェックポイントかもしれません。ヘッジファンドは、残念ながら十分な情報公開がされていないことも多く、特に成績が芳しくないと非公開となることもあります。

そのような中で、長期に渡り実績をあげているヘッジファンドは有望な候補となるでしょう。期間はできれば10年というスパンで見たいです。短期的に

調子が良い時に成績をよく見せるのは簡単ですが、長期安定的に実績を重ねることは難しいため、重要な判断ポイントになります。

投資家の投資方針に合致する利回りの商品を選ぶ

ヘッジファンドは、絶対収益で10%を超える利回り獲得を狙う金融商品ですが、中には30%の利回りを得るものも存在します。当然ハイリターンなものはハイリスクで、マーケットの状況によっては資産を大きく減らすこともあり得ます。

投資家自身の投資方針やリスク許容度に照らし、マッチするファンドを選ぶことになります。また、何が利回りを毀損する要素になるかを知っておくことも重要です。アジアの新興国に投資するヘッジファンドであれば、それに類するニュースには敏感にアンテナを張っておく必要があります。

市場がどんな状況でも安定性を確保できているか

ヘッジファンドは一般的に、マーケットが上がったり下がったり変動する際でも安定してリターンを獲得できるように作られています。金融関連商品の価格が上昇傾向の際は、その波に遅れないよう、或いは先行してリターンを得ます。

一方ダウントレンドの際でも、デリバティブを使うことや、的確なリスク管理で収益獲得を狙います。口で言うのは容易いですが、それを実行するのは知識と経験が必要なため難易度が高く、市場は必ず波のように変動するので、安定的な運用をしていることは判断根拠の1つになり得ます。

将来性は現在と未来のバランスをどう見るか

最後に将来性です。一時的に調子が良くても近い将来明らかに衰退する産業への投資は避けるべきですし、量子コンピュータのようにその道の専門家でもいつ実現するか分からない技術は、その関連銘柄を組み込むべきか判断に迷うところです。

ヘッジファンドは将来儲かるからといって今の儲けを犠牲にはできないですし、長期的な成長分野に投資しておかないと機会損失になるところが難しい点です。

未来の話に明確な答えはないですが、ヘッジファンドが現在と未来の収益をどのようなバランスで考え、その投資哲学を貫いているのかという点が、将来性の判断ポイントだと思われます。

【Q&A】ヘッジファンドについて多い質問

ヘッジファンド

以下では、ヘッジファンドについて多い質問・疑問に回答します。

Q&A

  • ヘッジファンドの仕組みは?
  • 日本最大・有名なヘッジファンドは?
  • ヘッジファンドで多い失敗例は?

Q. ヘッジファンドの仕組みは?

ヘッジファンドは、特定の限定された投資家から資金を集め、様々な商品に投資するものです。投資先は株式、債券、コモディティ、不動産、デリバティブなどがあり、独自の手法を用いて高い収益を狙います。一般的にはハイリスク・ハイリターンの商品であると言われています。

投資家は自身で直接投資先の商品を売買するのではなく、ヘッジファンドにその運用を任せることになります。

Q. 日本最大・有名なヘッジファンドは?

日本最大のヘッジファンドは、おすすめランキングでも1位でご紹介したBMキャピタルです。世界最大の投資家であるウォーレン・バフェットが師と仰ぐベンジャミン・グレアムの理論をベースとした投資を実践しています。

有名なヘッジファンドは、BMキャピタル以外では、やはりおすすめランキングで挙げたレオス・キャピタルワークスのひふみ投信となります。こちらは、講演等の対外発信が多いことと、2017年にテレビ東京のカンブリア宮殿で取り上げられたことも大きいと思われます。

Q. ヘッジファンドで多い失敗例は?

ヘッジファンドでよく記事になる等する失敗例は、やはり詐欺です。投資経験がある程度ある方なら、「絶対に儲かる」や「ローリスク・ハイリターン」等のキーワードは即座に怪しいと反応するはずです。しかし、ヘッジファンド自体をよく知らない人が多いのも事実で、情報量も少ないことから、口車に乗せられてしまうのでしょう。

「ヘッジファンドをおすすめしない人」の章でも述べましたが、自身の資金余力を超えて投資してしまう失敗もあります。ヘッジファンドではすぐに解約できないため、すぐにまとまった資金が必要な場合に困ってしまいます。

ヘッジファンドは口コミ・評判も参考に選ぼう

ここまでヘッジファンドがどのようなものか、投資に向いているのはどのような人かといったことを見てきました。他の金融資産に比べて公知情報が少ないことや、周りに投資している人がおらず、悩むこともあるでしょう。SNSや掲示板に口コミや評判が載っていることもあるので、使える情報は全て使って比較検討してみてください。

ここまで読んで、投資してみようかと考えるのでしたら、一度直接ヘッジファンドにコンタクトしてみると良いでしょう。ヘッジファンドは、直接相談できることがメリットです。投資額が大きいので、自身が納得して投資することが肝要です。

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