日本国内ヘッジファンドおすすめランキング20選一覧

日本国内のヘッジファンドおすすめ企業をランキング形式で紹介します。
ヘッジファンドは開示情報が少ないこともあるので、掲示板やSNSの評判も参考にしながら、管理人が独自に選定しました。
ヘッジファンドの特徴や期待利回り、最低投資額などを比較しながら、自分に合ったヘッジファンド選びの参考にしてください。
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ランキング | ヘッジファンド | 期待利回り | 主な投資対象 |
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1位 | BMキャピタル | 年率10% | 日本株 |
2位 | オリエントマネジメント | ー | 中国株 |
3位 | フロンティアキャピタル | 非公開 | 新興国株 |
4位 | ヘッジファンド証券 | 月利2% | 日本株 |
5位 | サムライ・キャピタル株式会社 | 非公開 | 不動産 |
6位 | セゾン投信 | ー | 全世界型株式 |
7位 | レオス・キャピタルワークス株式会社(ひふみ投信) | 11.80% | 主に日本株(90%以上) |
8位 | フィデリティ投信 | ー | 自社で作成したさまざまなテーマの投資信託を提供 |
9位 | ピクテ・ジャパン | ー | 自社で作成した幅広いテーマ (主に株式、債券)の投資信託を提供 |
10位 | ストラテジックキャピタル | ー | 日本株式 |
11位 | ベイビュー・アセット・マネジメント | ー | 日本株・米国株 |
12位 | GCIアセット・マネジメント | 成長型:5.4% 安定型:2.3% | 日本株式・海外株式 |
13位 | 野村アセットマネジメント | ー | 株式、債券、デリバティブ、為替予約取引 |
14位 | ハイクア・インターナショナル | 年率12% | ベトナム現地法人 SAKUKO Vietnum co ltdへ事業融資 |
15位 | アクション | ー | 国内:日本株(未上場/上場) 海外:投資ファンド、不動産、債権 |
16位 | アズカルアセットマネージメント | ー | アメリカ債券 ・ベンチャー投資 ・インド投資 |
17位 | エピック・パートナーズ・インベストメンツ | ー | 日本株 |
18位 | 暁翔キャピタル | ー | 日本株(中小型株) |
19位 | プルーガ・キャピタル | ー | ー |
20位 | キャピタル アセットマネジメント株式会社 | ー | ベトナム、フィリピンなどアセアン諸国の株式 |
ヘッジファンドおすすめランキング1位:BMキャピタル

BMキャピタルを1位に推す理由は、長期にわたり運用実績を確実に伸ばしているからです。同社の資料によると、過去10年で運用実績がマイナスになった年はなく、10%以上の利回りを安定して出しています。
BMキャピタルの特徴として、リスクマネジメントを最重要視して投資を行う点が挙げられます。リスクを数理学的な評価で管理するのみならず、ポートフォリオを定性的に評価し、リスクを限定させる点が特筆すべき点です。
また、運用するメンバーは、東京大学や京都大学を卒業した外資系投資銀行や資産運用会社、そして総合商社など各分野の一流組織で業務経験がある人材です。
各々が豊富な専門知識と高度な分析能力、各方面への幅広い人脈を有しています。
さらに、投資家が安心して投資できるよう、高い倫理観を持って運用を行っているファンドです。
運用会社 | BMキャピタル |
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代表者 | 森山 武利 |
本社所在地 | 東京都港区六本木7-17-10-418 |
主な投資対象 | 日本株 |
主な投資戦略 | バリュー投資 |
期待利回り | 年率10% |
最低投資額 | 1000万円 |
BMキャピタルの特徴1. 損失を出さない事を信条とする
BMキャピタルのHPに書かれている様に、長期の資産形成において重要な事は大きな損失をいかに回避するかです。
どれだけ高いパフォーマンスを発揮しても、翌年に大きな下落を経験すると取り返しが付かなくなる可能性が高いです。
仮に50%の下落をした場合、同じ評価額まで戻すには+100%のパフォーマンスが必要であり、損失回避の重要性が分かります。
また、BMキャピタルが運用を始めた2013年以降、日本株式の代表指標であるTOPIXがマイナスを記録した年は3回あります。
特に2018年は-17.8%と大きく下落していますが、BMキャピタルは全て回避しています。
BMキャピタルの損失回避を第一とする信条は、非常に合理的です。
BMキャピタルの特徴2. 安定した高いパフォーマンス
BMキャピタルの設立来の平均年間利回りは10%以上であり、マイナスになった年は1度もありません。
アクティブファンドは、インデックスファンドのパフォーマンスに勝つのは難しいといわれていますが、年平均パフォーマンスは過去36年間で+8.2%です。(2024年2月末時点)
また、BMキャピタルは限られた割安株への集中投資によりリスクを抑え、リターンを最大化するのを可能にしています。さらに、リターンは一過性ではなく、再現性のある手法で収益を創出するので、相場の好不況に左右されない長期にわたる安定的な収益を提供してくれるでしょう。
くわえて、BMキャピタルは才能あるファンドマネージャーを擁しており、適切なリスクマネジメントによって不況においても資産を守る施策を最大限に行います。
BMキャピタルの特徴3. 徹底分析によるバリュー投資
バリュー投資とは、本来の企業価値よりも市場判断が割安と判断した時に投資を行う手法です。
企業の決算書を中心にさまざまな専門的な分析や指標の見極めが必要です。
東大・京大などを卒業した元外資系投資銀行家が投資家の代わりに徹底分析してくれることがメリットです。
また、バリュー投資の難しさの一つは市場に再評価されるタイミングがいつになるか分からない点です。
市場評価は、経済状況や注目されるセクターによって大きく変動し、それに合わせて株価も大きく上下します。
これらの管理や見極めも優秀なスタッフが行ってくれることが強みです。
ヘッジファンドおすすめランキング2位:オリエントマネジメント

オリエントマネジメントは、厳しく評価・分析した中国の優良な個別株に投資するヘッジファンドです。
2025年1月現在、中国のGDPはアメリカに次いで世界第2位の規模で、2028年には米国を抜き世界第1位の経済大国になることが見込まれています。理由として、中国はスマホ・パソコン、そして電気自動車といった先進的な産業で世界を凌駕しているからです。
また、中国株は割安な状態といえます。その理由を、GDPと株価の関係で中国とアメリカを比較して説明します。アメリカは、2009年以降GDPが+58%成長しているのに対し、株価は369%の成長です。つまり、アメリカ株は311%も超過しており割高な状況です。
一方、中国はGDPが+231%成長しているのに対し、株価はわずか87%しか成長していません。単純に考えて144%の成長余地が残されている割安な状態で、投資をする機会としては良い状態といえます。
日本の1番の貿易相手国でもある中国。投資先として中国を挙げているのであれば、おすすめのヘッジファンドです。
運用会社 | オリエントマネジメント |
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代表者 | ー |
本社所在地 | 東京都港区東麻布2-35-1 KCビル6F |
主な投資対象 | 中国株 |
主な投資戦略 | バリュー投資 |
期待利回り | ー |
最低投資額 | 1000万円 |
オリエントマネジメントの特徴1. 高成長の中国への投資
2024年現在、中国のGDPはアメリカに次ぐ世界2位です。
中国は2009年に日本のGDPを抜き去り、世界第二位の経済大国に変化しました。
2037年には、アメリカを抜いて世界一の経済大国になると言われています。
GDPの多くは個人消費であり、個人消費が活発化することで企業の業績向上が見込まれ、株価上昇が期待されます。
そのため、中国への投資は1990年代から注目が高まっており、現在もさらなる成長が予想されています。
5Gや電気自動車などの先端技術も世界で一番発展しており、製造業やテクノロジーを中心に経済の強さが窺えます。
また、コロナショック後の経済の立ち直りも最も早く、世界をリードする経済大国の一つであり、オリエントマネジメントが行う中国への投資に注目が集まっています。
オリエントマネジメントの特徴2. 厳選された中国個別株への投資
個人投資家の中国株への投資は、主にマーケット全体を購入する投資信託が一般的です。
その理由は、中国株の情報はあまり市場に出回っておらず、情報収集するのは難しく、場合によって投資制限が発生します。
高い成長率を継続している中国経済に投資を行いたくても、情報不足の中で優良銘柄を見つけることは難しく、結果的にインデックスなどに投資を行う投資家が多いです。
それでは中国株に高いパフォーマンスを求めることが難しいと言われています。
オリエントマネジメントは専門家による独自の調査により、中国株式市場の中でも厳しく評価・分析を行い、厳選した有望銘柄にのみ投資を行います。
これにより、中国株式市場全体よりリスクを抑えながら高いパフォーマンスの実績があります。
オリエントマネジメントの特徴3. マクロからミクロに渡る専門の分析
中国は中国共産党の一党政治が続いており、急激な路線変更は投資家にとって困った結果になることがしばしばあります。
近年では、中国恒大集団の破産など不動産バブルの崩壊が懸念されており、中国政府の介入がいくらか見られました。
その余波でインターネット業界への締め付け強化が起こったり、米中規制問題など中国マネーへの見通しは不確実性を高めています。
それらのマクロ環境を個人投資家が読み解くことは困難であり、オリエントマネジメントでは世界各国に広がるネットワークに対する広い人脈を使用した東大出身者の専門家の分析が期待できます。
中国はマクロ的な懸念がある反面、高い成長期待が継続していますので、リスク管理ができれば良い投資先になり得ます。
ヘッジファンドおすすめランキング3位:フロンティアキャピタル

フロンティアキャピタルは、新興国株式に投資するヘッジファンドです。新興国株式市場はエマージングマーケットとも呼ばれますが、フロンティアキャピタルは投資対象とする国の選定を厳しい基準で行っています。
選定基準は、高い経済成長率の維持・継続が見込まれ、経済構造が偏っていない割安な株式市場の国を選定しています。
その基準をクリアした国の例として、イランが挙げられます。イランなど中東地域の国々は石油などエネルギー産業をメインとしているイメージがありますが、イランにおけるエネルギー産業比率は僅か15%と、中東諸国のなかで最も低い割合です。世界情勢の影響を受けにくい経済構造となっています。
また、イランの人口比率は20~40代が最も多く、現在人口ボーナス状態です。さらに、イランの株式市場はPERが4~7倍と割安水準で放置されています。
しかし、中東など新興国は政情不安や投資規制等のマイナス面もあるため、ハイリスク・ハイリターンを地で行くスタイルです。ヘッジファンドに投資するからには相当な利回りを狙いたい方には、ぴったりな投資といえるでしょう。
運用会社 | フロンティアキャピタル |
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代表者 | ー |
本社所在地 | 東京都港区浜松町2-2-15 2F |
主な投資対象 | 新興国株 |
主な投資戦略 | 高成長かつ割安な新興国への投資 |
期待利回り | 非公開 |
最低投資額 | 1000万円 |
フロンティアキャピタルの特徴1. 成長期待の高い新興国へ投資を行う
近年の先進国は製造業から金融業へシフトし、リーマンショックのような金融危機の影響をダイレクトに受けやすい経済構造といえるでしょう。一方、新興国は内需を中心とした経済活動で成長をとげている国が多いため、国民の賃金上昇⇒消費拡大⇒企業収益増大⇒賃金上昇といった好循環が発生し続けています。
上記観点から、現在の新興国の経済状況は世界的な金融危機の影響を受けにくい状況です。
また、新興国の人口構成比率は20~40代が多く、人口ボーナスの国が多い点も特徴として挙げられます。
かつて新興国だった日本も1970~1990年の高度成長期に大きな発展を遂げましたが、当時の日本も人口ボーナスで、新興国の人口構成比率は高度成長期の日本と酷似しています。
新興国への投資は、かつての日本に投資するような可能性を秘めているでしょう。
フロンティアキャピタルの特徴2. 新興国の対象国調査が明確かつ戦略的
フロンティアキャピタルは、新興国への投資を掲げていますが特定の国をテーマに投資を行いません。
対象となる国の条件がホームページに掲げられています。
新興国投資で最初に思い浮かべるのは、BRICSと呼ばれるブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカです。
しかし、フロンティアキャピタルはこれらの市場は経済成長性に懸念はないが、既に注目されている事から割安感がないと記載しています。
注目度が低いと言う事は、投資が行いにくい環境であるため、特徴的なファンドです。
フロンティアキャピタルの特徴3. イランへの投資を行う唯一のファンド
選定基準の5つをクリアした国としてイランを挙げています。
フロンティアキャピタルのホームページでは、イランのエネルギー産業への依存度は15%と中東で最も低く、2016年の経済成長率は12.58%と世界で最も高く、今後の発展が期待される国と評価しています。
また、PER(一株当たり利益)が4〜7倍で他の株式市場よりもかなり割安で、配当利回りが20%程度の銘柄が複数あり、10%越えの企業が過半数を超えているため、イランの高配当企業を積極的に投資ポートフォリオに入れている様です。
フロンティアキャピタルは、一早くイラン当局と折衝した事から、日本で唯一イランの株式市場に投資を行えるファンドとして紹介されています。
今後海外からの投資が集中した場合には、他の新興国同様に割安感が消えると予想されており、注目が集まります。
ヘッジファンドおすすめランキング4位:ヘッジファンド証券

ヘッジファンド証券は、社名に「証券」とあるように自身で運用は行わず販売のみを行う仲介会社です。運用はエピック・パートナーズ・インベスメンツ社が行う「エピック・バリアント・ファンド」となります。
投資戦略は、日本株の運用に特化したマーケット・ニュートラル運用を行っています。
マーケット・ニュートラル運用とは、割安な株式を購入すると同時に、割高な株式を空売りすることで、市場の変動リスクを抑える投資手法です。
たとえば、1000万円分の割安株を購入した場合、同時に1000万円分の割高株を空売りし保有し続けることで、短期的なマーケット全体の上下動に影響を受けにくくなります。
リターンは2011年から187%出しており、年利にすると6%程度で若干低めですが、堅実な運用をしています。
運用会社 | ヘッジファンド証券 |
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代表者 | 植頭 隆道 |
本社所在地 | 東京都港区虎ノ門4-1-1 神谷町トラストタワー25階 |
主な投資対象 | 日本株 |
主な投資戦略 | マーケット・ニュートラル |
期待利回り | 月利2% |
最低投資額 | 1000万円 |
公式サイト | ヘッジファンド証券 |
ヘッジファンドおすすめランキング5位:サムライ・キャピタル

サムライ・キャピタルは、不動産ファンドの組成をメインに事業展開している会社です。
リノベーションやコンバージョンなどを通じた再生を含む環境配慮型ファンド(ESGファンド)など、社会的ニーズの高い分野でのファンド組成を目指しています。
事業の具体例として、⽇本でも数少ない不動産ESGファンドを第⼀⽣命と組成し、今後不可欠となるESG投資を他社に先駆けて実践しています。また、飯田グループホールディングス・アーネストワンより92件の新築戸建住宅を一括購入し、ファンド化するという業界でも珍しい試みを行いました。
社会のニーズに対応した不動産関連ファンド組成をしており、今後成長が見込まれる不動産関連ヘッジファンドといえるでしょう。
運用会社 | サムライ・キャピタル株式会社 |
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代表者 | 青山 健 |
本社所在地 | 東京都港区六本木6-2-31 六本木ヒルズノースタワー9階 |
主な投資対象 | 不動産 |
主な投資戦略 | さまざまなテーマの個別不動産へのファンド組成 |
期待利回り | 非公開 |
最低投資額 | 非公開 |
公式サイト | サムライ・キャピタル |
ヘッジファンドおすすめランキング6位:セゾン投信

セゾン投信は、クレディセゾンと日本郵便が株式を保有する日本の運用会社です。世界の約30カ国500銘柄に分散投資をする「セゾン資産形成の達人ファンド」の運用を行なっています。
セゾン投信は、世界中の価値ある企業を積極的に調べ、個人での発掘が難しい銘柄や多くの人に本来の価値が知られていない企業を「ファンド・オブ・ファンズ方式」で投資をします。銘柄の具体例として、アメリカの製薬会社で有名な「イーライ・リリー」から、メキシコのコンビニエンスストアチェーン「フォメント・エコノミコ・メヒカノ」といった日本人ではほぼ知らない企業まで幅広く対応しています。
長期で確実に実績を出したい方にはおすすめのヘッジファンドといえるでしょう。
運用会社 | セゾン投信 |
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代表者 | 園部 鷹博 |
本社所在地 | 東京都豊島区東池袋3-1-1 サンシャイン60 48階 |
主な投資対象 | 全世界型株式 |
主な投資戦略 | 先進国を中心とした全世界の株式への分散投資 |
期待利回り | ー |
最低投資額 | ー |
公式サイト | セゾン投資 |
ヘッジファンドおすすめランキング7位:ひふみ投信

レオス・キャピタルワークスが運用する「ひふみ投信」は、金融業界で非常に有名なファンドです。「日本を根っこから元気にする」をコンセプトに、主に日本の成長企業に投資をしています。
ひふみ投信は、情報開示が積極的に行われるため透明性が高く、代表取締役の藤野英人氏は数多くの講演やセミナーも行い、根強いファンが多いです。運用成績は年利3.01%ですが、設定来で460.75%となっており、期間をかけて着実に実績をあげています。
代表の藤野氏はYouTubeチャンネルも運営しており、金融・投資系動画に多数出演されるなど有名な人物です。情報開示が多く透明性が高い投資を行いたい人にはおすすめのヘッジファンドといえるでしょう。
運用会社 | レオス・キャピタルワークス株式会社(ひふみ投信) |
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代表者 | 藤野 英人 |
本社所在地 | 東京都千代田区丸の内1-11-1 パシフィックセンチュリープレイス(PCP)丸の内27F |
主な投資対象 | 主に日本株(90%以上) |
主な投資戦略 | バリュー投資 |
期待利回り | 11.80% |
最低投資額 | ー |
公式サイト | ひふみ投信 |
ヘッジファンドおすすめランキング8位:フィデリティ投信

フィデリティ投信は、アメリカのフィデリティ・インベストメンツの日本拠点という位置付けの会社になります。フィデリティ・インベストメンツは、世界トップクラスの運用資産規模を誇り、世界第3位を誇る老舗のアセットマネジメントです。
投資先はグローバルに展開しており、株式だけでなく不動産投資など様々なアクティブファンドを運用しています。日本では1969年から50年以上に渡りビジネス展開をしており、他の外資アセットマネジメンよりも日本の投資家やマーケットに精通している点が強みといえます。
アクティブファンドはボラティリティーが激しいので、運用資産規模が大きく実績がある会社で運用したいと考える人に向いているといえるでしょう。
運用会社 | フィデリティ投信 |
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代表者 | デレック・ヤング |
本社所在地 | 東京都港区六本木7-7-7 TRI-SEVEN ROPPONGI |
主な投資対象 | 自社で作成したさまざまなテーマの投資信託を提供 |
主な投資戦略 | ー |
期待利回り | ー |
最低投資額 | ー |
公式サイト | フィデリティ投信 |
ヘッジファンドおすすめランキング9位:ピクテ・ジャパン

ピクテ・ジャパンは、ヨーロッパ最大規模のアセットマネジメント会社で、ピクテ銀行の日本法人です。ピクテ銀行は世界中の王侯貴族の資産を保全するために設立され、富裕層の資金を預かる由緒ある金融機関です。
日本でも1987年からサービスを提供しています。投資戦略においては、グローバル株式ロング・ショート、欧州株式ロング・ショート、グレーターチャイナ株式ロング・ショートの運用を行っています。
ピクテ・ジャパンは、世界の富裕層が資産を預ける銀行が母体で、モーニングスター・アワード2024を受賞するなど数多くの実績がある点でも安心感があります。海外への投資を考えている投資家にとって、1つの選択肢となるでしょう。
運用会社 | ピクテ・ジャパン |
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代表者 | 萩野 琢英 |
本社所在地 | 東京都千代田区丸の内2-6-1 丸の内パークビルディング21階 |
主な投資対象 | 自社で作成した幅広いテーマ (主に株式、債券)の投資信託を提供 |
主な投資戦略 | ロング・ショート |
期待利回り | ー |
最低投資額 | ー |
公式サイト | ピクテ・ジャパン |
ヘッジファンドおすすめランキング10位:ストラテジックキャピタル

ストラテジックキャピタルは、アクティビストファンドと呼ばれる投資方針に特徴があります。アクティビストファンドとは、特定企業の株式を一定の割合所持し、自社株買いや議決権行使などさまざまな提案を企業側に行い経営に関与します。いわゆる「もの言う株主」で、企業改善により利益を得るファンドです。
投資先企業の経営効率向上による企業価値の上昇は、企業・投資家の双方にとって望ましいです。しかし、ファンド側からの提案が必ずしも通るとは限りません。
企業によっては抵抗勢力により提案が破棄される懸念もあるため、企業側と時間をかけて対話し納得できる落としどころを見つける必要があります。
投資をするにあたっては、そういった状況も確認する必要があるでしょう。
運用会社 | ストラテジックキャピタル |
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代表者 | 丸木 強 |
本社所在地 | 東京都渋谷区東3-14-15 MOビル |
主な投資対象 | 日本株式 |
主な投資戦略 | アクティビスト投資 |
期待利回り | ー |
最低投資額 | ー |
公式サイト | ストラテジックキャピタル |
ヘッジファンドおすすめランキング11位:ベイビュー・アセット・マネジメント

ベイビュー・アセット・マネジメントは、国内発の独立系ファンドです。アメリカの独立系運用会社でしたが、2002年のMBOにより日系運用会社となりました。
日本のファンド運用会社の多くは国内外の大手金融機関の系列で、親会社の意向を受けた運用を実践する傾向にあります。しかし、ベイビュー・アセット・マネジメントは独立系であるため、そういったくびきに捉われない運用が可能です。
運用の特徴として、特定の専門分野を持たない「マルチ・ブティック型」が挙げられます。それにより、経済動向やマーケット環境に応じて最適な戦略や商品の選択が可能です。海外への投資も行っており、米国株や米国債への投資も行いたい投資家におすすめの運用会社です。
運用会社 | ベイビュー・アセット・マネジメント |
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代表者 | 八木 健 |
本社所在地 | 東京都千代田区一番町29-1 番町ハウス |
主な投資対象 | 日本株・米国株 |
主な投資戦略 | マルチ・ブティック型運用 |
期待利回り | ー |
最低投資額 | ー |
公式サイト | ベイビュー・アセット・マネジメント |
ヘッジファンドおすすめランキング12位:GCIアセット・マネジメント

GCIアセット・マネジメントは、運用対象にオルタナティブ資産を積極的に組み込んでいる会社です。
オルタナティブ資産とは、上場株式や債券以外の資産を指します。具体例として、未上場企業の株式(プライベートエクイティ)や不動産、そして橋や発電所などのインフラ設備が挙げられます。オルタナティブ資産は基本的に株式や債券とは異なる値動きを示すため、株式と併せた所持で分散投資を図れ、比較的高いリターンが期待できます。
一般的に、ヘッジファンドは情報公開していない会社が多いですが、GCIアセット・マネジメントは多くの情報が公開されています。公募投信も組成しており、ポートフォリオ情報も開示されていて、最低投資金額も少額となっています。
運用会社 | GCIアセット・マネジメント |
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代表者 | 山内 英貴 |
本社所在地 | 東京都千代田区大手町2-6-4 常盤橋タワー9階 |
主な投資対象 | 日本株式・海外株式 |
主な投資戦略 | マルチストラテジー |
期待利回り | 成長型:5.4% 安定型:2.3% |
最低投資額 | ー |
公式サイト | GCIアセット・マネジメント |
ヘッジファンドおすすめランキング13位:ダブル・ブレイン

ダブルブレインは、野村アセットマネジメントが運用しているファンドです。ファンド・オブ・ファンズ形態で投資し、ポートフォリオ運用はイギリスの世界最大級ヘッジファンドであるマン・グループが行っています。
ダブルブレインは、中長期的な信託財産の成長を目的としています。特徴として、世界各国(新興国を含む)の株式、債券などを実質的な主要投資対象とし、株式・債券、そしてコモディティに関連するデリバティブ取引や、為替予約取引などを実質的な主要取引としています。
なお、ダブルブレインは2022年から販売が停止されており、現在は新規購入ができない状態です。その理由は、投資方針に基づく運用が難しくなったためと説明されています。(出典:野村アセットマネジメント)
運用会社 | 野村アセットマネジメント |
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代表者 | 小池 広靖 |
本社所在地 | 東京都江東区豊洲2-2-1 |
主な投資対象 | 株式、債券、デリバティブ、為替予約取引 |
主な投資戦略 | 特殊型(絶対収益追求型) |
期待利回り | ー |
最低投資額 | ー |
公式サイト | ダブル・ブレイン |
ヘッジファンドおすすめランキング14位:ハイクア・インターナショナル

国内法人・合同会社ハイクア・インターナショナルが、ベトナムの現地法人SAKUKO Vietnum co ltdへ投資しているファンドです。SAKUKO Vietnum co ltdは、ベトナムで日本式のスーパーマーケットやスイーツ店、そしてビジネスホテルも展開しており、グループ全体売上は30億円にのぼります。
投資モデルは、SAKUKO Vietnum co ltdからハイクア・インターナショナルへ支払われる貸付金利を利益とし、投資家へ還元するシステムです。目標利回りを12%とし、分配金の支払は3、6、9、12月の年4回行われます。
ベトナム経済は1990年代から右肩上がりで、2023年の実質GDPは、日本が約1.2%に対しベトナムは5.1%と大きな成長を遂げています。ベトナムの成長に投資し、利益を享受したい投資家におすすめのファンドです。
運用会社 | ハイクア・インターナショナル |
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代表者 | 簗 秀徹(ヤン・スチョル) |
本社所在地 | 大阪府八尾市八尾木北1-44 |
主な投資対象 | ベトナム現地法人 SAKUKO Vietnum co ltdへ事業融資 |
主な投資戦略 | ー |
期待利回り | 年率12% |
最低投資額 | ー |
公式サイト | ハイクア・インターナショナル |
ヘッジファンドおすすめランキング15位:アクション

アクションは、日本国内の株式や債券、その他証券に投資をしている会社です。小規模ながらハイリターンを目標とし、機関投資家が注目しない割安株への投資を行います。
基礎戦略として、テクニカル分析やファンダメンタル分析、そしてリスクマネジメントなどを組み合わせた取引を基盤にしています。それにより、心理的要因によるリスク投資をゼロにし、堅実かつ高いリターンを目指す投資を行います。
何らかの理由で市場で低く評価されている企業には、自ら積極的に変革を促します。企業価値・株式価値を高めるエンゲージメント・アクティビスト投資戦略を行い、企業が持つ潜在的な価値を顕在化させます。
日本国内の株式や債券への投資を考えている投資家には、おすすめのファンドといえるでしょう。
運用会社 | アクション |
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代表者 | 古橋 弘光 |
本社所在地 | 東京都港区虎ノ門5-13−1 虎ノ門40MTビル 7階 |
主な投資対象 | 国内:日本株(未上場/上場) 海外:投資ファンド、不動産、債権 |
主な投資戦略 | テクニカル分析、ファンダメンタル分析、リスクマネジメント、ポートフォリオ分散などを組み合わせた戦略 |
期待利回り | ー |
最低投資額 | ー |
公式サイト | アクション合同会社 |
ヘッジファンドおすすめランキング16位:アズカルアセットマネージメント

アズカルアセットマネージメントは、2005年に設立された国内の会社で、機関投資家をメインの顧客としたヘッジファンドです。リーマンショック直後にプラス22%の利益を出すなど、高い実績で知られています。しかし、残念ながら個人では投資できないヘッジファンドとなります。
投資戦略は、ダウンサイドが限定的で高リターンが見込める非対称性投資です。非対称性投資とは、株価の下落状況を投資機会ととらえ、積極的に投資していく戦略です。それにより、損失が限定的で高い利益を見込めます。
リーマンショック後には20〜60%といった高い利回りを出した実績があり、下落を投資機会ととらえ積極的に投資する期待の持てるファンドです。
運用会社 | アズカルアセットマネージメント |
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代表者 | 稲葉 真行 |
本社所在地 | 東京都港区新橋4-1-1 新虎通りCORE 3F |
主な投資対象 | アメリカ債券 ・ベンチャー投資 ・インド投資 |
主な投資戦略 | ・非対称性投資 ・アメリカ債券戦略 ・インド(デジタルローン) ・ベンチャーへの投資 |
期待利回り | ー |
最低投資額 | ー |
公式サイト | アズカルアセットマネージメント |
ヘッジファンドおすすめランキング17位:エピック・パートナーズ・インベストメント

エピック・パートナーズ・インベストメントは、日興証券・山一證券などの日系金融機関出身者によって設立された独立系ヘッジファンドです。
事業内容は、日本株の割安銘柄に対する分散投資をメイン業務として行っています。
運用スタイルは、マーケット・ニュートラル運用を採用しています。割安銘柄を買付けると同時に、割高銘柄の売付けを実施し、市場リスクを低減しながら割高・割安がフェアバリューへ回帰する過程を収益化します。それにより、低リスクでの絶対収益の獲得を目指しています
国内株式のマーケット・ニュートラル運用により、確実なリターンを狙っていくエピック・パートナーズ・インベストメントは大きな利益を得られるファンドです。
運用会社 | エピック・パートナーズ・インベストメンツ |
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代表者 | 武 英松 |
本社所在地 | 東京都港区虎ノ門4-1-1 神谷町トラストタワー25階 |
主な投資対象 | 日本株 |
主な投資戦略 | 国内株式のマーケット・ニュートラル運用 |
期待利回り | ー |
最低投資額 | ー |
公式サイト | エピック・パートナーズ・インベストメンツ |
ヘッジファンドおすすめランキング18位:暁翔キャピタル

暁翔キャピタルは、日本株へ投資をしている投資家へ助言を行っている会社です。事業内容として、主に機関投資家向けの投資助言を行っています。
機関投資家へは長期的な視点で投資を推奨する一方で、短期的な株式市場での需給・センチメントも分析し、適切なタイミングで助言を行っています。
暁翔キャピタルの特徴は、中小型株でアンダーリサーチになっている会社の発掘・調査を行い、成長が見込まれる会社への投資助言を行っています。具体例として、対象となる企業へのインタビューを行って理解を深め、企業価値の分析をより精密に行います。
暁翔キャピタルから助言を受け、より大きな利益を得たい機関投資家にはおすすめといえるでしょう。
運用会社 | 暁翔キャピタル |
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代表者 | 山口 功一郎 |
本社所在地 | 東京都千代田区大手町1-3-1 JAビル6階 |
主な投資対象 | 日本株(中小型株) |
主な投資戦略 | ー |
期待利回り | ー |
最低投資額 | ー |
公式サイト | 暁翔キャピタル |
ヘッジファンドおすすめランキング19位:プルーガ・キャピタル

プルーガ・キャピタルは、非流動性資産に対するファンダメンタル投資を行なっている会社です。独立系の投資会社として、投資家・取引先・金融機関などと持続的成長を考慮した投資活動を行ない、社会貢献を行っています。
プルーガ・キャピタルの特徴として、AIを活用した運用が挙げられます。AIはビッグデータから市場心理を学んでいくので、時間の経過とともに予測精度が上がっていきます。
アメリカではAIでインターネット上の情報を分析し資産運用をする手法が既に盛んですが、日本ではあまり普及していません。早くからAIに目をつけたプルーガ・キャピタルは、先見の明があると言えます。
AIをいち早く取り入れていれたプルーガ・キャピタルは、大きく稼ぐ可能性があるでしょう。
運用会社 | プルーガ・キャピタル |
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代表者 | ー |
本社所在地 | 東京都港区南青山1-1-1 新青山ビル東館19階 |
主な投資対象 | ー |
主な投資戦略 | 非流動性資産に対するファンダメンタル投資 |
期待利回り | ー |
最低投資額 | ー |
公式サイト | プルーガ・キャピタル |
ヘッジファンドおすすめランキング20位:キャピタル アセットマネジメント

キャピタル アセットマネジメントは独立系の運用会社です。ベトナム、フィリピンなどアセアン諸国の株式投資に強みを持っており、日本におけるベトナム株式運用の第一人者といえる山崎年喜氏が代表を務めています。
運用を外部に委託していないので、自社で投資の最終判断を行うインハウス運用という運用手法を用いています。
ユニークな洞察力と情報ネットワークで銘柄を発掘することを追求し、成長をテーマにした運用方針のもと、新興国、先進国を問わず、投資対象国の成長フェーズに応じて分析し選別を行っています。
ベトナムへの投資では現地調査会社と連携するなど、調査分析能力と運用手法の開発向上を目指し、運用資産の拡大に繋げています。
運用会社 | キャピタル アセットマネジメント株式会社 |
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代表者 | 山崎 年喜 |
本社所在地 | 東京都千代田区内神田1-13-7 四国ビルディング9階 |
主な投資対象 | ベトナム、フィリピンなどアセアン諸国の株式 |
主な投資戦略 | オルタナティブ投資 |
期待利回り | ー |
最低投資額 | ー |
公式サイト | キャピタル アセットマネジメント |
世界のヘッジファンドランキング【利益総額・運用資産残高】

ここからは、世界のヘッジファンドについて紹介していきます。
利益総額と運用資産残高を基準に、世界のヘッジファンドランキングの上位10企業を表にまとめましたので確認してみましょう。
世界のヘッジファンドランキング【利益総額】
まず、利益総額を基準に世界のヘッジファンドファンキングのトップ10を紹介します。(2023年末時点)
順位 | 運用会社 | 利益総額(単位:ドル) |
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1位 | シタデル・インベストメント(アメリカ) | 740億ドル |
2位(同率) | DEショー(アメリカ) | 561億ドル |
2位(同率) | ミレニアム・マネジメント(アメリカ) | 561億ドル |
4位 | ブリッジウォーター・アソシエイツ(アメリカ) | 558億ドル |
5位 | エリオット・マネジメント(アメリカ) | 476億ドル |
6位 | ソロス(アメリカ) | 439億ドル |
7位 | ザ・チルドレンズ・インベストメント・ファンド(イギリス) | 413億ドル |
8位 | バイキング・グローバル・インベスターズ(アメリカ) | 409億ドル |
9位 | バウポスト・グループ(アメリカ) | 370億ドル |
10位 | ファラロン・キャピタル(アメリカ) | 357億ドル |
1位のシタデル・インベストメントは、アメリカを拠点とするヘッジファンド及びオルタナティブ投資会社で、金融業界で知らない人はいないほど世界的に有名な会社です。
ハーバード大学を卒業したケン・グリフィンによって設立されました。グリフィン氏は毎年数十億ドルの年収を稼ぐ大富豪で、アメリカの経済誌フォーブスが発表する「2023年度のアメリカで最も裕福な400人ランキング(個人)」で、22位にランクインしています。
シタデルが運用するヘッジファンドは、ウェリントンファンドとケンジントン・グロバール・ストラテジーズの2つをメインに運用しています。
2023年は全ての部門で2桁成長を実現させ、70Bドルの利益を上げました。
世界のヘッジファンドランキング【運用資産残高】
次に、運用資産残高(AUM)を基準に世界のヘッジファンドランキングのトップ10を紹介します。
順位 | 運用会社 | 運用資産残高(単位:兆ドル) |
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1位 | ミレニアム・マネジメント(アメリカ) | 3906億ドル |
2位 | シタデル・インベストメント(アメリカ) | 3391億ドル |
3位 | ブリッジウォーター・アソシエイツ(アメリカ) | 1968億ドル |
4位 | バリヤスニー・アセット・マネジメント(アメリカ) | 1844億ドル |
5位 | マリナー・インベストメント・グループ(アメリカ) | 1804億ドル |
6位 | アローストリート・キャピタル(アメリカ) | 1714億ドル |
7位 | ブルックフィールド・アセット・マネジメント(アメリカ) | 1517億ドル |
8位 | マン・グループ(イギリス) | 1399億ドル |
9位 | Point72 アセット・マネジメント(アメリカ) | 1268億ドル |
10位 | アルティザン・パートナーズ(アメリカ) | 1200億ドル |
1位のミレニアム・マネジメントは、1989年にイスラエル・アレクサンダー・イングランダーが設立したヘッジファンドです。運用スタイルは、一つの統一された戦略を採用するのではなく、280以上の投資チームが独立してそれぞれ運用するファンド・オブ・ファンズのマルチストラテジーファンドのようなスタイルを取っています。
リターンにおいては、突出した利益を叩き出すのではなく安定的な運用をするファンドとして有名です。月次ベースの勝率は80%を超えており、より安定的なヘッジファンドと比較しても月次の勝率は高いです。
ミレニアム・マネジメントは、一貫したパフォーマンスで革新的なリスク管理手法を用いる会社です。ボラティリティーが低く、安定的な運用を好む人におすすめのヘッジファンドといえるでしょう。
ヘッジファンドとは

ヘッジファンドとは、名称に「ファンド」とある通り、資金を募って投資を行うものです。資金を募る投資という点では投資信託と共通点がありますが、異なる商品ですので、その違いは追ってご説明します。
一般的に投資対象は、株式、債券、為替、コモディティ、不動等を対象とし、デリバティブも駆使します。株式や債券は伝統的商品と呼ばれたりしますが、それとは違った投資先ですのでオルタナティブ(代替的)商品の1つとしても認識されています。
また投資手法も様々で、割安な銘柄を買う(ロング)だけでなく割高な銘柄を売る(ショート)ことも組み合わせる「ロング・ショート」という手法や、M&Aや業務提携等の経営に関するイベントから収益機会を探る「イベント・ドリブン」、マクロ経済を分析しグローバルの株式や債券やコモディティについて各種のポジションを作る「グローバル・マクロ」といった手法があります。
いずれも、ファンドマネージャーによる綿密な分析や予測をもとに、投資対象や手法が選択され、投資と運用が行われます。
ヘッジファンドと投資信託の違い

ヘッジファンドは、投資家から資金を集めて投資を行う点で投資信託と共通点があると述べましたが、それでは両者が異なるのはどのような点でしょうか。その違いについて、投資家層、投資金額、収益目標、レバレッジの観点から比較してみます。
- 投資家層は資金力のある投資家に限られる
- 最低投資金額は数千万円から数億円と高額
- 収益目標はプラスであることを求められる
- レバレッジをかけることで収益獲得を狙う
投資家層は資金力のある投資家に限られる
投資信託は、大手金融機関向けもありますが、個人向けにも販売されています。個人投資家は証券口座があれば誰でも購入が可能です。一方、ヘッジファンドは大手の投資家(機関投資家)や資金力のある投資家に限定します。そのため、ある程度裕福な人でないと購入ができないこともあって、一般に馴染みのない商品となっているのでしょう。
ヘッジファンドのような形態を私募投信と言いますが、投資家層を限定することで設定解約の頻度が少なくなり、長期安定運用が望めるというメリットがあります。
最低投資金額は数千万円から数億円と高額
投資信託との違いの2点目としては、投資金額が挙げられます。投資信託は、最低投資金額が数千円から始められますが、ヘッジファンドは一般的に数千万円から数億円という単位になります。
もともと投資家層が絞られていることもありますが、これだけの資金を出せるという点でも、限られた人だけが投資できる商品ということになります。ヘッジファンドが「お金持ち向け」と言われるのはこれが理由です。
収益目標はプラスであることを求められる
収益目標は、投資信託が「相対収益」であるのに対し、ヘッジファンドは「絶対収益」となります。相対収益とは、指数や平均株価等の基準(ベンチマーク)を定め、それに対しどれだけ上乗せのリターンを得たか、という考え方です。たとえ収益がマイナスであっても、ベンチマークを上回ってさえいればパフォーマンスは良しと判断されます。
絶対収益はそうは行きません。ベンチマークとの比較ではなく、必ずプラスのリターンを生むことを求められますので、ファンドマネージャーには強いプレッシャーがあることでしょう。
レバレッジをかけることで収益獲得を狙う
ヘッジファンドは、レバレッジを活用するケースが多いです。レバレッジとは少ない資金で大きな金額の取引を行うことを指しますが、ヘッジファンドの場合は先物を組み合わせることで原資の何倍もの資金を動かして、投資収益の拡大や、マーケット下落時でも収益を獲得することを狙います。
当然ながらレバレッジをかけた分だけリスクも大きくなるため、リスク管理が非常に重要となってきます。
ヘッジファンドの特徴・メリット

ヘッジファンドには、投資信託との比較で明らかにした以外にも、他の金融商品にはない特徴がいくつかあります。お金持ち向けということもあり、要求されるレベルが高いと言えるでしょう。その特徴とメリットをご紹介します。
- 投資利回りは年利10%を超えるものがある
- 投資家自身で投資判断する必要がない
- 運用を任せるファンドマネージャーは必然的に優秀
- 収集が難しい情報も含め直接説明を受けて購入できる
- 柔軟な投資戦略(or投資手法)で安定収益を狙う
- 運用レポートが開示されていないことがある
投資利回りは年利10%を超えるものがある
ヘッジファンドは利回りを貪欲に狙う商品です。しかし、その投資手法はファンドにより異なり、情報開示の程度も様々です。投資利回りについても、ヘッジファンド全体を均して見てしまうと分かりにくい点がありますが、一般的には10%を超えてきます。ハイリスクのもので年利15%から30%、リスクを抑えたファンドであれば利回りももう少し下がります。
日本株の場合、配当も考慮した利回りで5%程度という水準ですので、魅力的に映るかもしれません。もちろん、全てのヘッジファンドが安定的に利回りをあげているわけではないので、その点は注意が必要です。
投資家自身で投資判断する必要がない
ヘッジファンドは、基本的に運用をプロの投資家に任せることになります。そのため、投資先をどこにするか、配分はどのようにするか、ポートフォリオ構成はどのようにするかといった難しい判断は、投資家自身で行う必要はありません。また、経済や市場環境は絶えず変化しますので、それに応じた取引を日々行っていく必要がありますが、それもプロにお任せです。
絶対収益を狙うがリスクが高い運用を行うのは素人では難しいでしょうし、情報収集や分析に時間もかかります。それらをプロに任せて、他のことに時間を使えるのは投資家にとってメリットでしょう。
運用を任せるファンドマネージャーは必然的に優秀
ヘッジファンドはベンチマークとの比較ではなく、収益目標は必ずプラスであることが求められると述べました。投資経験のある方なら、これが非常に難しいことであることは想像できるかと思います。そのような中でパフォーマンスをあげるためには、ファンドマネージャーが優秀であるのは絶対条件です。
そうではないファンドマネージャーは、市場から淘汰されることになる厳しい世界です。大事な資金を預けて運用を任せるのですから、投資家側もシビアにそのパフォーマンスを評価すべきでしょう。
収集が難しい情報も含め直接説明を受けて購入できる
ヘッジファンドの投資先は海外の資産であるケースや中小企業も多いため、その情報を得ることは難しいです。しかし、国内ヘッジファンドやプライベートバンク、投資助言会社を通して購入することで、直接ファンドの説明を受けることができます。
投資家によってその投資目的、投資スタイル、リスク許容度はバラバラです。ヒアリングを受けて、ひとりひとりの投資家に合った提案を受けられることは、ヘッジファンドのメリットの1つです。
ハイリターンなものは当然ハイリスクなので、正確に説明を受けて理解した上で投資をすべきでしょう。
柔軟な投資戦略(or投資手法)で安定収益を狙う
ヘッジファンドには、大別して以下の6つの代表的な投資戦略(or投資手法)があります。
- 株式ロング・ショート戦略
- イベント・ドリブン戦略
- グローバル・マクロ戦略
- アービトラージ戦略
- マーケットニュートラル戦略
- マルチストラテジー戦略
株式や債券、投資信託といった金融商品には、投資家保護の観点から投資上限や投資先、投資手法に制約がかけられています。ヘッジファンドはその点が柔軟であるため、上記のような投資戦略で絶対収益を狙うことや、相場下落局面でも安定した運用ができるのです。
また、相場の変動時にも機動的な運用ができるという特徴もあります。
運用レポートが開示されていないことがある
ヘッジファンドは、情報をあまり公開していないことが多いです。投資家層を限定していることや、独自の手法で投資をしていること、レポート開示義務がないこと等があって、透明性がないことが特徴とも言えます。
中には、定期的にレポートや運用状況を開示しているところもあるので、ヘッジファンドを選択する際の基準の1つにしても良いでしょう。但し、情報開示とファンドのパフォーマンスは別物です。中長期の運用実績は、公開されていなければヘッジファンドから直接取得してでも確認すべきでしょう。
ヘッジファンドをおすすめできる人・おすすめしない人

これまで述べてきたように、ヘッジファンドには株式、債券、投資信託にはない特徴があるため、投資家によって向き不向きがあります。ここからはおすすめできる人と、おすすめできない人をご紹介します。
- ヘッジファンドをおすすめできる人
- ヘッジファンドをおすすめしない人
ヘッジファンドをおすすめできる人
ヘッジファンドへの投資をおすすめできるのは、以下のような方です。
- 数千万円の投資余力がある人
- 他の金融資産にも投資している人
1点目の投資余力については、既に述べた通り、ヘッジファンドは数千万円から数億円の最低投資金額が必要ですので、おすすめというよりは条件に近いものです。
2点目の他の金融資産にも投資している人というのは、ヘッジファンドならではの魅力を活かすものです。それは、株式や債券等の伝統的資産とは異なる動きをするオルタナティブ資産であることから、分散を図れるというものです。
投資の格言に「卵を1つのカゴに盛るな」がありますが、これは投資先の特徴や値動きが異なる複数の資産に分散して投資し、安定した運用の達成を実現しようとすることです。ヘッジファンドは、他の金融資産と組み合わせて持つことで、更に旨味を発揮します。
ヘッジファンドをおすすめしない人
一方、ヘッジファンドをおすすめしないのはどのような人でしょう。
- 投資資金を他の用途にも使う可能性がある人
- 投資の知識や経験が浅い人
- 自身で運用をコントロールしたい人
まず、ヘッジファンドと契約すると頻繁に資金の出し入れはできません。他にもお金を使う可能性があれば、投資を再考すべきです。
また、知識や経験が浅い人にもおすすめできません。いくらプロに任せられると言っても、担当者の説明を全く理解できないのであれば、大事な資金を預けるスタンスとしても疑問ですし、先に述べた分散効果も得られません。
逆に、全てをコントロールしたいと思っても、極めて高度な知識と分析に基づいてプロが行う運用の全てを理解することは難しいでしょう。
ヘッジファンドの選び方|投資方針や成績、安全性など

では、実際にヘッジファンドに投資を考える際に、ポイントとなるのは何でしょうか。以下で、投資方針、ファンドマネージャー、投資成績、利回り、安定性、将来性の6点から選び方をご説明します。
- 自身の投資方針とヘッジファンドの方針が合致するか
- ファンドマネージャーの経歴から任せられるか判断
- 長期に投資成績をあげられているか
- 投資家の投資方針に合致する利回りの商品を選ぶ
- 市場がどんな状況でも安定性を確保できているか
- 将来性は現在と未来のバランスをどう見るか
自身の投資方針とヘッジファンドの方針が合致するか
ヘッジファンドの投資方針は、細かい点では千差万別と言えます。具体的に投資方針とはどんなものに投資するかということや、どの程度の期間を見据えた投資なのか、といったことです。
例えば、投資エリアではアジアに限定したり、業種であればハイテク銘柄を中心にしたり、これから大きく成長する可能性のある企業を含めたりといったことが、各ヘッジファンドの投資方針で謳われていますので、自身の方針と合致できるか、許容できるかといったことを確認してみてください。
ファンドマネージャーの経歴から任せられるか判断
ファンドマネージャーは優秀な人が多いと述べましたが、やはりその経験や知識、何より実績は人によって違います。ヘッジファンドによっては運用するファンドマネージャーの経歴を公開しているものもあるので、その実績は確認しておくと良いでしょう。
また、国内のヘッジファンドではファンドマネージャーと直接相談することができますが、やはり相性というものもあるでしょう。文字面だけではなく、雰囲気含め情報はなるべく集めた方が賢明と言えます。
長期に投資成績をあげられているか
数千万円という金額を投資するにあたっては、投資成績は最重要チェックポイントかもしれません。ヘッジファンドは、残念ながら十分な情報公開がされていないことも多く、特に成績が芳しくないと非公開となることもあります。
そのような中で、長期に渡り実績をあげているヘッジファンドは有望な候補となるでしょう。期間はできれば10年というスパンで見たいです。短期的に
調子が良い時に成績をよく見せるのは簡単ですが、長期安定的に実績を重ねることは難しいため、重要な判断ポイントになります。
投資家の投資方針に合致する利回りの商品を選ぶ
ヘッジファンドは、絶対収益で10%を超える利回り獲得を狙う金融商品ですが、中には30%の利回りを得るものも存在します。当然ハイリターンなものはハイリスクで、マーケットの状況によっては資産を大きく減らすこともあり得ます。
投資家自身の投資方針やリスク許容度に照らし、マッチするファンドを選ぶことになります。また、何が利回りを毀損する要素になるかを知っておくことも重要です。アジアの新興国に投資するヘッジファンドであれば、それに類するニュースには敏感にアンテナを張っておく必要があります。
市場がどんな状況でも安定性を確保できているか
ヘッジファンドは一般的に、マーケットが上がったり下がったり変動する際でも安定してリターンを獲得できるように作られています。金融関連商品の価格が上昇傾向の際は、その波に遅れないよう、或いは先行してリターンを得ます。
一方ダウントレンドの際でも、デリバティブを使うことや、的確なリスク管理で収益獲得を狙います。口で言うのは容易いですが、それを実行するのは知識と経験が必要なため難易度が高く、市場は必ず波のように変動するので、安定的な運用をしていることは判断根拠の1つになり得ます。
将来性は現在と未来のバランスをどう見るか
最後に将来性です。一時的に調子が良くても近い将来明らかに衰退する産業への投資は避けるべきですし、量子コンピュータのようにその道の専門家でもいつ実現するか分からない技術は、その関連銘柄を組み込むべきか判断に迷うところです。
ヘッジファンドは将来儲かるからといって今の儲けを犠牲にはできないですし、長期的な成長分野に投資しておかないと機会損失になるところが難しい点です。
未来の話に明確な答えはないですが、ヘッジファンドが現在と未来の収益をどのようなバランスで考え、その投資哲学を貫いているのかという点が、将来性の判断ポイントだと思われます。
【Q&A】ヘッジファンドについて多い質問

以下では、ヘッジファンドについて多い質問・疑問に回答します。
- ヘッジファンドの仕組みは?
- 日本最大・有名なヘッジファンドは?
- ヘッジファンドで多い失敗例は?
Q. ヘッジファンドの仕組みは?
ヘッジファンドは、特定の限定された投資家から資金を集め、様々な商品に投資するものです。投資先は株式、債券、コモディティ、不動産、デリバティブなどがあり、独自の手法を用いて高い収益を狙います。一般的にはハイリスク・ハイリターンの商品であると言われています。
投資家は自身で直接投資先の商品を売買するのではなく、ヘッジファンドにその運用を任せることになります。
Q. 日本最大・有名なヘッジファンドは?
日本最大のヘッジファンドは、おすすめランキングでも1位でご紹介したBMキャピタルです。世界最大の投資家であるウォーレン・バフェットが師と仰ぐベンジャミン・グレアムの理論をベースとした投資を実践しています。
有名なヘッジファンドは、BMキャピタル以外では、やはりおすすめランキングで挙げたレオス・キャピタルワークスのひふみ投信となります。こちらは、講演等の対外発信が多いことと、2017年にテレビ東京のカンブリア宮殿で取り上げられたことも大きいと思われます。
Q. ヘッジファンドで多い失敗例は?
ヘッジファンドでよく記事になる等する失敗例は、やはり詐欺です。投資経験がある程度ある方なら、「絶対に儲かる」や「ローリスク・ハイリターン」等のキーワードは即座に怪しいと反応するはずです。しかし、ヘッジファンド自体をよく知らない人が多いのも事実で、情報量も少ないことから、口車に乗せられてしまうのでしょう。
「ヘッジファンドをおすすめしない人」の章でも述べましたが、自身の資金余力を超えて投資してしまう失敗もあります。ヘッジファンドではすぐに解約できないため、すぐにまとまった資金が必要な場合に困ってしまいます。
ヘッジファンドは口コミ・評判も参考に選ぼう
ここまでヘッジファンドがどのようなものか、投資に向いているのはどのような人かといったことを見てきました。他の金融資産に比べて公知情報が少ないことや、周りに投資している人がおらず、悩むこともあるでしょう。SNSや掲示板に口コミや評判が載っていることもあるので、使える情報は全て使って比較検討してみてください。
ここまで読んで、投資してみようかと考えるのでしたら、一度直接ヘッジファンドにコンタクトしてみると良いでしょう。ヘッジファンドは、直接相談できることがメリットです。投資額が大きいので、自身が納得して投資することが肝要です。