ベイリーギフォード世界長期成長株ファンド(ロイヤル・マイル)とは
ベイリーギフォード世界長期成長株ファンド(ロイヤル・マイル)とは、日本を含む世界各国の株式などを主要投資対象として中長期的な値上がりを目指すファンドです。直近の基本情報は以下の通りです。
基準金額 | 18,153円(23/04/03 現在) |
---|---|
決算日 | 1月25日 |
決算頻度 | 年1回 |
運用方針 | 日本を含む世界各国の株式等に投資を行います。投資にあたっては、国や地域、業種、時価総額に捉われずに、個別企業に対する独自の調査に基づき、長期の視点で高い成長が期待される企業の株式等に厳選して投資を行います。「ロングターム・グローバル・グロース戦略(LTGG戦略)」を活用し、10年先を見据え、長期の視点で銘柄選定を行います。 |
純資産残高用語 | 64,373百万円 |
ベイリーギフォード世界長期成長株ファンド(ロイヤル・マイル)の特徴
ベイリーギフォード世界長期成長株ファンド(ロイヤル・マイル)は長期的な成長を見込んでいる企業を厳選して選んでいるアクティブファンドです。ここでは、ベイリーギフォード世界長期成長株ファンドの特徴を3つ紹介します。
- 投資戦略
- 組入上位銘柄
- 購入手数料・信託手数料
ベイリーギフォード世界長期成長株ファンド(ロイヤル・マイル)の投資戦略
ベイリーギフォード世界長期成長株ファンドは調査対象となる株式を選定した上で、1つ1つの株式に対して現地調査や経営陣との面談などを行い、入念に情報収集を行っています。
その上で、産業の魅力度や企業の競争力、財務基盤の安定さ、バリュエーショ上を考慮し、長期の視点で高い成長が期待される銘柄を厳選しています。基本的に為替ヘッジは行いません。
また、投資信託を投資信託に組み入れるファンドオブファンズ方式を採用しております。投信信託を組み入れることでさらに分散効果が増していますので、高い安定性を誇るのが特徴になります。
ベイリーギフォード世界長期成長株ファンド(ロイヤル・マイル)の組入上位銘柄
2022年12月時点のベイリーギフォード世界長期成長株ファンドの組入上位銘柄は以下のようになります。この組入上位銘柄からモデルナなど近年医療業界で成長している企業も取り入れていることがわかります。
▼スクロールできます
コード | 銘柄 | 業種 | 構成比(%) |
---|---|---|---|
MRNA | モデルナ | バイオテクノロジー | 5.9 |
ASML | ASML ホールディング NYRS | 精密機器 | 5.3 |
PDD | PDD ホールディングス ADR | インターネット・通販 | 5.3 |
AMZN | アマゾン ドットコム | 情報サービス | 5 |
NVDA | エヌビディア | 電子機器・部品 | 4.8 |
DXCM | デクスコム | 医療機器 | 4.8 |
NFLX | ネットフリックス | 個人サービス | 3.5 |
ISRG | インテュイティブ サージカル | 精密機器 | 3.5 |
ベイリーギフォード世界長期成長株ファンド(ロイヤル・マイル)の購入手数料・信託手数料
購入手数料は投資信託を購入するときにかかる費用、信託手数料は投資信託を管理してもらうにあたって毎年かかる運用費用になります。
ベイリーギフォード世界長期成長株ファンド(ロイヤル・マイル)の購入手数料と信託手数料は以下の通りです。
- 購入通料:なし
- 信託手数料:年率1.6445%程度
ベイリーギフォード世界長期成長株ファンド(ロイヤル・マイル)の運用実績・リターン
ここではベイリーギフォード世界長期成長株ファンド(ロイヤル・マイル)の運用実績・リターンを紹介します。一般的な投資信託の代表例としてインデックスファンドのeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)と比較をしてみます。
3年基準価額騰落率はベイリーギフォード世界長期成長株ファンドで+61.13%、eMAXIS Slim 全世界株式で+94.20%とeMAXIS Slim 全世界株式が大きく上回ります。
しかし、2022年11月ごろには2020年4月ごろの基準金額の2.4倍以上となっており、この時期の実績はeMAXIS Slim 全世界株式を大きく上回りました。
現在は低迷気味ですが、今後再度株式を組み替えることにより、基準金額が復活してくる可能性もあるでしょう。
期間 | 騰落率(ベイリーギフォード世界長期成長株) | 騰落率(eMAXIS Slim 全世界株式) |
---|---|---|
前日比 | 0.0193 | 0.0066 |
1週間 | 0.0531 | 0.0545 |
1カ月 | 0.0408 | -0.001 |
3カ月 | 0.1836 | 0.0728 |
6カ月 | 0.0839 | 0.0822 |
1年 | -0.1469 | 0.01 |
3年 | 0.6113 | 0.942 |
※2023年4月3日時点
ベイリーギフォード世界長期成長株ファンド(ロイヤル・マイル)の掲示板の評判・口コミ
▼良い口コミ
すごいねここは!
引用:Yahoo!ファイナンス
合っているか自信は無いですがテスラやメタは減らして正解のように感じます。
引用:Yahoo!ファイナンス
去年下がりすぎだが、今年は年初来だと18.78%も上がっている。先進国株インデックスは同期間で7%ぐらいの上昇なので今年は期待できるかもと思っています。
引用:Yahoo!ファイナンス
▼悪い口コミ
いやーここは成長株でも群を抜けて悪いような
引用:Yahoo!ファイナンス
いつになったら上昇するのやら…手数料高いし
引用:Yahoo!ファイナンス
ひどいリターンや
外国株式積立インデックスにしておいたらよかった。。。引用:Yahoo!ファイナンス
このことから、近年は下がっていますが、また今年は上がってくる可能性がありそうです。その一方でまだ安心できない見通しをしているユーザーもいることから引き続き注意をしながら見守っていきたい銘柄になります。
ベイリーギフォード世界長期成長株ファンド(ロイヤル・マイル)の今後の見通し
ベイリーギフォード世界長期成長株ファンドは長期的な視野で成長性に期待して銘柄を選定しています。
近年は下落調子が続いていますが、2004年2月末の基準価格を100とすると、全世界株式は416.2の成長率なのに対して、ベイリーギフォード世界長期成長株ファンドは1083.3という高い成長率をたたき出しています。
したがって、力があるアクティブファンドの1つといってもよいでしょう。
今後の見通しとしては、2022年に株式銘柄を入れ替えた結果がどうなるかによって基準価格の騰落率は大きく変わるでしょう。
例えば、自動車産業で名をはせたテスラや消費財の大手中国メーカーのメイチュアン有名銘柄を組入上位銘柄から除外しました。
代わりにコロナのワクチン開発で名前を広めたバイオテクノロジー企業モデルナや精密機器業界のASML ホールディング NYRSの投資額を増やしました。この銘柄変更によって下落が止まってくれるかどうかが今後の見通しを分けると考えられます。
参考:マネックス証券
ベイリーギフォード世界長期成長株ファンド(ロイヤル・マイル)はおすすめか?
ベイリーギフォード世界長期成長株ファンドはアクティブファンドであり、運用担当者が入念に検討をした結果、安定性・成長性が見込める企業を銘柄に組み込んでいます。
信託手数料が年率1.6445%程度とやや高いですが、アクティブファンドであれば、この程度の信託手数料はかかるものであると言えます。
現時点では、基準価格が値下がり傾向ですが、2022年末に銘柄の入れ替えを行ったため、この動向によっては値上がりする可能性も値下がりする可能性もあります。
しかし、長期的な運用実績としては全世界株を大きく上回る実績を出していました。
そのため、今回の銘柄組み換えで結果が芳しくなくとも長期的には成長が見込める可能性が高いです。ポートフォリオのサブとして組み込む分には良い銘柄と考えられます。
ベイリーギフォード世界長期成長株ファンド(ロイヤル・マイル)についておさらい
ここまでベイリーギフォード世界長期成長株ファンドの評判や今後の見通しについて紹介しました。
ベイリーギフォード世界長期成長株ファンドは現在値下がり傾向であるため、悪い評判も多い一方、今年こそは値上がりするのではないかという期待の声も見受けられました。
今後の見通しとしては今回の銘柄組み換えで上位にきた企業がどれだけのパフォーマンスを発揮にするかによって今年の基準価格は変わってくるでしょう。
しかし、継続的には力がある投資信託といえるので持っていて損はないと考えられます。
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