貯金500万円以上の割合

貯金500万円以上の割合

貯金500万円は一般的には結構大金として扱われます。貯金500万円以上持っている人はどれくらいいるのでしょうか。ここでは貯金500万円を持っている人の割合を年代別・年収別に分けて紹介します。

ポイント
  • 【年代別】貯金500万円以上の割合
  • 【年収別】貯金500万円以上の割合
  • 【参考】年収別・世帯別の貯蓄割合

【年代別】貯金500万円以上の割合

まずは貯金500万円以上の割合を年代別で紹介します。金融広報中央委員会の家計の金融行動に関する世論調査によると、各年代の500万円以上の金融資産を持っている人の割合は以下のようになります。

年代500万円以上の割合(%)
20代30.9
30代37.6
40代38.6
50代42.2
60代54.9
70代57.8

この表から各年代とも30%以上の人が貯金500万円以上を持っており、堅実な貯金姿勢が見てとることができます。

【年収別】貯金500万円以上の割合

金融広報中央委員会の家計の金融行動に関する世論調査によると、年収別の貯金500万円以上の割合は以下の通りです。

年収500万円以上の割合
収入はない5.4
300万円未満22.3
300~500万円未満34.2
500~750万円未満45.5
750~1,000万円未満59.2
1,000~1,200万円未満72.3
1,200万円以上66.7

この表から年収別に考えると年収が上がるにつれて貯金500万円以上を持っている人の割合は高くなっていることがわかります。

【参考】年収別・世帯別の貯蓄割合

参考ですが、年収別・世帯別の貯金の割合は以下のようになります。

<年収別>

金融資産非保有100万円未満100~200万円未満200~300万円未満300~400万円未満400~500万円未満500~700万円未満700~1000万円未満1000~1500万円未満1500~2000万円未満2000~3000万円未満3000万円以上無回答
収入はない64.89.22.12.04.20.02.00.50.40.51.50.512.3
300万円未満37.916.57.46.23.71.75.72.84.62.62.83.94.3
300~500万円未満27.813.67.15.95.53.47.55.26.63.74.27.02.6
500~750万円未満17.19.58.75.66.64.47.87.57.95.16.910.32.6
750~1,000万円未満16.47.16.33.13.51.89.78.011.37.19.313.72.7
1,000~1,200万円未満10.84.05.41.02.42.44.316.59.35.39.427.61.5
1,200万円以上11.32.01.410.83.62.312.53.26.16.710.927.41.9

<世帯別>

世帯構成平均貯金額中央値
単身者645万円45万円
夫婦のみ1,331万円501万円
夫婦と子供1,060万円500万円
夫婦と親1,775万円900万円
その他925万円234万円
全体(2人以上世帯)1,139万円419万円

貯金500万円が貯まるまでにかかる年数

貯金500万円が貯まるまでにかかる年数

貯金500万円を貯めている人はどの年代であっても3割以上いるなど、多くの人が貯金に励んでいることがわかりました。ここでは貯金500万円を貯めるまでに何年かかるかを紹介します。

ポイント
  • 【年収300万円】貯金500万円は何年かかるか
  • 【年収400万円】貯金500万円は何年かかるか
  • 【年収500万円】貯金500万円は何年かかるか

【年収300万円】貯金500万円は何年かかるか

年収300万円1人暮らしで生活するケースを考えてみます。その場合、手取りは約20万円になります。首都圏の郊外で生活をする場合以下のような費用が掛かります。

仕訳金額(円)
家賃70,000
水道光熱費10,000
通信・交通費15,000
食費35,000
教養娯楽費20,000
生命保険4,000
被服美容5,000
雑費20,000

生活とある程度の貯金でいっぱいいっぱいであり、ゆとりのある生活とは言えないでしょう。貯金できるのは月々2万円程度です。そのため、500万円貯めるのには約21年かかることになります。

【年収400万円】貯金500万円は何年かかるか

年収400万円で1人暮らしをするケースを考えてみます。その場合、手取りは約25万円になります。300万円に比べて多少余裕が出てきます。そのため、生活費は以下のようになります。

仕訳金額(円)
家賃80,000
水道光熱費12,000
通信・交通費18,000
食費40,000
教養娯楽費20,000
生命保険6,000
被服美容5,000
雑費35,000

この想定だと、月々約3.4万円を貯金できることになります。そのため、約12年半ほどで500万円を貯めることができるでしょう。

【年収500万円】貯金500万円は何年かかるか

年収500万円で1人暮らしをするケースを考えてみます。年収500万円の手取りは月33万円となります。この年収ともなると比較的余裕を持った生活ができるようになります。

生活費は以下のようになります。

仕訳金額(円)
家賃100,000
水道光熱費10,000
通信・交通費22,000
食費45,000
教養娯楽費30,000
生命保険6,000
被服美容5,000
雑費35,000

そのため、月々約7.7万円貯金でき、約5年半で500万円を貯めることができるでしょう。

貯金500万円を貯めるためのポイント

貯金500万円を貯めるためのポイント

500万円を貯めるのは年収が低いほど時間がかかることがわかりました。時間がかかる貯金はモチベーションを保つのが難しいと思います。ここでは貯金500万円を貯めるポイントを紹介します。

ポイント
  • 家計簿をつけて日々の支出を把握する
  • 資格取得や転職などで収入を増やす
  • 費用対効果の高いお金の使い方を考える
  • 家計の多くを占める固定費を削減する
  • 給料が振り込まれたら先取り貯金をする

家計簿をつけて日々の支出を把握する

「お金が貯まらない…」そう悩んでいませんか? その悩み、実は家計の現状を把握できていないことが原因かもしれません。

家計改善の第一歩は、毎月の収入と支出を明確にすること。 「家計簿って面倒くさそう…」と思う方もいるかもしれません。 確かに、毎日こまめに記録するのは大変ですよね。

そこでおすすめなのが、まずは2~3ヶ月間だけ、ざっくりとした家計簿をつけてみることです。 レシートを集めて、食費、日用品費、交際費など、ざっくりとした項目ごとに合計金額を書き出すだけでもOK。この作業を通して、自分が毎月何にいくら使っているのかが見えてくるはずです。

家計簿アプリを利用するのも良いでしょう。 最近は無料で使える機能性の高いアプリが多く出ていますので、自分に合ったものを見つけるのもおすすめです。

もし、「どうしても家計簿をつけるのが苦手…」という方は、クレジットカードやQR決済を積極的に活用してみましょう。 利用明細をダウンロードできるサービスも多いので、簡単に支出を把握することができます。

家計の現状を把握することが、未来のお金を守ることに繋がります。 まずはできることから始めてみませんか。

資格取得や転職などで収入を増やす

貯蓄は将来の夢や目標を実現するための第一歩ですが、なかなか思うように貯まらないと悩んでいませんか?例えば、年間100万円を貯蓄して、目標額1,000万円を達成するには、単純計算で10年かかります。

これがもし、年間50万円の貯蓄ペースだと、20年もの歳月が必要になってしまいます。

しかし、ここで諦めるのはまだ早いです! 実は、年収を上げることで、貯蓄ペースを大幅に加速させることができるのです。

年収アップの方法は? あなたに合った方法を見つけよう!

「でも、年収を上げるなんて、簡単じゃない…」 そう思っていませんか?確かに、すぐに年収が倍になるような魔法はありません。 しかし、諦める前に、まずは行動を起こしてみることが大切です。

例えば、

  • 資格取得: ITスキルや語学など、需要の高いスキルを身につけるための資格を取得すれば、転職や昇進の際に有利になります。

  • 副業: Webデザインやライティングなど、自分のスキルや経験を活かせる副業に挑戦すれば、収入源を増やすことができます。

  • 転職活動: 現在の仕事内容や給与に不満がある場合は、転職サイトや転職エージェントを活用して、より条件の良い企業を探してみましょう。

上記はほんの一例です。自分に合った方法を探し、積極的に行動を起こしていきましょう。

貯蓄は、将来の不安を減らし、夢を実現するための大切な手段です。 年収アップは、そのための強力な武器となります。ぜひ、今回の内容を参考に、ご自身のライフプランを見直し、年収アップに向けて積極的に行動を起こしてみてください!

費用対効果の高いお金の使い方を考える

大きな目標を達成するには、具体的な方法を知ることが重要です。

そこで今回は、誰でも無理なく貯蓄できるようになるため、お金の使い方を見直すステップをご紹介します。

1. 収入と支出のバランスを見直す

500万円という目標を達成するには、収入を増やすと同時に、支出を減らすことも大切です。まずは家計簿アプリなどを活用し、毎月の収入と支出を把握することから始めましょう。

2. 賢く節約する習慣を身につける

日々の生活の中で、少しの工夫で支出を抑えることができます。例えば、外食が多い方は自炊を増やしたり、お弁当を持参する日を作ってみましょう。また、コンビニでの衝動買いを減らすだけでも、節約効果が期待できます。

3. 楽しみながら貯蓄を継続する

節約ばかりに気を取られるのではなく、楽しみながら貯蓄を続けることが大切です。目標金額を達成したら、自分へのご褒美を設定するのも良いでしょう。無理せず、楽しみながら、500万円貯蓄を達成しましょう。

家計の多くを占める固定費を削減する

家計を見直す際に、効果が長く続く固定費の削減は、非常に有効な手段です。固定費を一度でも削減できれば、その後は特別な努力なしに、家計に余裕を生み出すことができます。例えば、食費や娯楽費などを減らす場合は、日々の生活で我慢を強いられることもありますが、固定費であれば、一度契約を見直すだけで、生活の質を落とさずに済みます。

特に、インターネット回線や携帯電話料金は、格安SIMやプラン変更など、比較的簡単に支出を抑えられる項目として人気です。その他にも、保険の見直しや、使っていないサブスクリプションサービスの解約など、固定費削減の方法は様々あります。

給料が振り込まれたら先取り貯金をする

なかなか貯金ができない、とお悩みではありませんか? 実は、お金はあればあるだけ使ってしまうのが人間というもの。そこでおすすめなのが「先取り貯金」です。

先取り貯金をすれば、自然と使いすぎを防ぐことができ、無理なくお金を貯められるようになります。例えば、銀行の自動積立サービスを利用すれば、給料日に指定した金額が自動的に貯蓄用口座に移るので手間いらずです。


また、旅行や趣味など、目的別に口座を分けて貯金するのもおすすめです。
さらに、会社員や公務員の方なら、給与天引きで無理なく貯蓄できる財形貯蓄も検討してみましょう。少額から始められるので、初心者の方にもおすすめです。

貯金500万円は安心できる貯金額なのか

貯金500万円は安心できる貯金額なのか

貯金500万円を貯めるのには先取り貯金や固定費削減をはじめとして様々なポイントがあることがわかりました。ここでは貯金500万円で安心できるのか、結婚式、出産費用、教育資金などの観点から紹介します。

ポイント
  • 貯金500万円は結婚資金として安心か
  • 貯金500万円は出産費用として安心か
  • 貯金500万円は教育資金として安心か
  • 一人世帯(単身者)の場合、貯金500万円あったら何年暮らせる?

貯金500万円は結婚資金として安心か

結婚した際には多少豪華に式を挙げたいものです。式を挙げて、新婚旅行をする前提で考えてみましょう。

リクルートのブライダル総研「ゼクシィ結婚トレンド調査 2021首都圏」によると、2021年の結婚資金の平均は首都圏で393.4万円でした。しかし、2020年では493.8万円であることから、平均すると450万円程度かかると考えられます。主な結婚費用の内訳は以下のようになります。

項目金額(万円)
結納式18.4
顔合わせ費用6.4
婚約指輪35
結婚指輪25.4
結婚式292.3
新婚旅行29.9
お土産4.7

このことから、貯金500万円あれば、結婚費用としては十分であると考えられます。

貯金500万円は出産費用として安心か

結婚の次に大きな費用がかかるイベントとしては出産が挙げられるのではないでしょうか。出産では通院や入院である程度の費用がかかってきます。

出産育児一時金で42万円ほど受け取ることができますが、支払われるまでに長い場合には1か月から2か月ほど時間がかかります。そのため、事前に資金を準備しておくことが必要です。

主な出産費用は以下のようになります。

妊娠初期~中期3000円程度(月1回)
妊娠中期~後期3000円程度(2週間に1回)
妊娠後期3000円程度(1週間に1回)
入院・分娩50万円前後

このことから、貯金500万円あれば、出産費用としては十分であると考えられます。

貯金500万円は教育資金として安心か

子どもを育てるのにはお金がかかります。公立の小学校であっても給食費などの費用が掛かってきます。一般に小学校から大学まですべて国公立の場合とすべて私立で文系の場合、理系の場合の費用は以下のようになります。

国公立費用私立文系費用私立理系費用
小学校費用321,281円1,598,691円
中学校費用488,397円1,406,433円
高校費用457,380円969,911円
卒業までに必要な入在学費用4,994,000円7,170,000円8,217,000円
小計6,261,058円11,145,035円12,192,035円

これ以外にも塾や各種イベントの費用もかかってきます。そのために貯金500万では教育費を補うのには不十分といえるでしょう。

一人世帯(単身者)の場合、貯金500万円あったら何年暮らせる?

社会人であれば時には休みたいと考えることもあるでしょう。また、場合によっては別のことにチャレンジするために仕事を辞めるケースもあるでしょう。

では、貯金500万円あるとどれくらい暮らせるのでしょうか。単身世帯のケースで確認します。

一人世帯で生活するのにあたってかかる費用は大まかには以下の通りです。

項目金額(円)
住宅費60,000
食費38,410
水道光熱費11,358
生活用品費5,687
被服費4,606
保健医療費7,625
交通費・通信費18,819
娯楽費17,082
その他29,226
合計192,813

住宅費などの固定費を節約すれば、さらに費用を抑えられるでしょう。そのため、単身世帯であれば、2年程度は余裕をもって暮らせるでしょう。

貯金500万円が貯まったら資産運用を検討しよう

貯金500万円が貯まったら資産運用を検討しよう

貯金500万円あると結婚費用など人生の大きなイベントでも費用を補えることがわかりました。これくらいの金額になるとイベントに使用する以外にも資産運用を考えてもよい金額です。ここでは資産運用をするポイントを紹介します。

ポイント
  • 貯金500万円を資産運用するメリット
  • 貯金500万円で目標とする利回り
  • 貯金500万円を資産運用するポイント

貯金500万円を資産運用するメリット

資産運用は、お金に働いてもらうことで、収入を増やす有効な手段です。少額からでも始められ、投資経験を積むことで、将来への安心材料を育てることができます。

例えば、毎月3万円を積み立て投資に回し、年利3%で運用した場合、10年後には約400万円、20年後には約780万円になります。もちろん、投資にはリスクが伴いますが、長期的な視点で運用することで、リスクを軽減しながら、資産を増やす可能性を高めることができます。

500万円という資金がある場合、さらに積極的な資産形成も視野に入ってきます。例えば、積立投資に加えて、個別株や投資信託への投資を検討することも可能です。ただし、リスクとリターンは表裏一体であることを理解し、分散投資などを心がけながら、ご自身の投資目標やリスク許容度に合わせた運用を行うことが大切です。

老後の生活資金については、「老後2000万円問題」が話題となりましたが、必要な金額は人それぞれです。大切なのは、将来のライフプランを具体的に描き、必要な生活資金を把握した上で、計画的に資産形成を進めていくことです。

専門家の意見を参考にしたり、情報収集をしながら、あなたにとって最適な資産形成を始めましょう。

貯金500万円で目標とする利回り

資産運用を始めるときは、目標とする利回りを決めておきましょう。「利回りって難しそう…」と思うかもしれません。ですが、利回りをイメージすると、将来のお金がどれくらい増えるのかが具体的に分かります。

例えば、「毎月3万円ずつ、10年間積み立て投資をしたら、将来はいくらになっているか?」といったシミュレーションもできるようになります。

将来のお金の見通しを立てやすくなるので、「もっと貯金を増やそう」「毎月あと1万円投資に回せるように節約してみよう」といったように、目標達成のために、今からできることを考えるきっかけにもなります。

よく「投資で10%の利益を目指そう!」といった話を耳にするかもしれません。しかし、投資の世界は常に変化していて、景気が悪くなることもあります。そのため、常に高い利回りを出し続けることは、プロでも簡単ではありません。

一般的には、世界中の株に投資する投資信託の平均利回りは、6〜7%程度と言われています。ですので、まずは5%程度の利回りを目標に資産運用を始めてみるのがおすすめです。

貯金500万円を資産運用するポイント

今回は、500万円を元手に資産運用を始めるにあたって、押さえておきたい基本的なポイントを紹介します。

  • リスクを分散して、安定的な資産運用を
  • NISAを活用して、賢く投資!

リスクを分散して、安定的な資産運用を

投資をする上で必ず意識しなければならないのが「リスク」です。リスクとは、投資した結果、元本割れが発生したり、期待したリターンが得られない可能性のこと。

このような事態を防ぐために重要なのが「分散投資」です。分散投資とは、複数の投資先に投資をすることで、リスクを分散させる投資手法になります。

例えば、株式、債券、投資信託など、異なる種類の資産に投資をする、あるいは、日本だけでなく、アメリカやヨーロッパなど、世界の株式に投資をすることで、リスクを分散し、安定的なリターンを目指せるようになります。

NISAを活用して、賢く投資!

投資で得た利益には、通常約20%の税金がかかります。しかし、「NISA(少額投資非課税制度)」を利用すれば、一定の条件を満たすことで、投資で得た利益が非課税になります。

NISAには、年間120万円まで投資できる「つみたてNISA」と、年間120万円まで投資できる「一般NISA」の2種類があります。どちらのNISAが自分に合っているのか、よく検討してから利用するようにしましょう。

NISA口座を活用すれば、本来支払うべき税金がゼロになるので、その分効率的に資産を増やすことができます。

注目ファンド

詳細な投資分析によるバリュー投資を中心に実践しており、短期的な利益追求ではなく安全性を追求しながら中長期的な利益を求めているヘッジファンド。

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貯金500万円が貯まったら検討したい資産運用

貯金500万円が貯まったら検討したい資産運用

ここまで資産運用のメリットなどのメリットを紹介しました。しかし、投資商品には様々なものがあります。ここでは貯金500万円が貯まったら検討したい資産運用を4つ紹介します。

ポイント
  • インデックスファンドに投資する
  • 高配当株式に投資して配当金を受け取る
  • 貯蓄型生命保険で保障を兼ねそろえた投資をする
  • 不動産投資でレバレッジをかけて投資する

インデックスファンドに投資する

投資初心者さんにおすすめなのが、「インデックスファンド」です。インデックスファンドとは、日経平均株価やTOPIXなど、市場全体の値動きを表す指数に連動することを目指す投資信託です。

たとえば、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)なら、購入するだけで世界中の企業に分散投資できます。

「投資信託って、手数料が高いんでしょ?」そんな心配はご無用です。インデックスファンドは、通常の投資信託と比べて、購入時や運用にかかる手数料が低いことが特徴です。特に、ネット証券を利用すれば、購入時の手数料が無料になるケースも多いので、賢く投資を始められます。

気になる運用利回りですが、投資する商品は様々なので一概には言えません。しかし、長期的な視点で見れば、平均6~7%程度の利回りを期待することができます。

もちろん、投資にはリスクがつきものです。しかし、世界経済の成長と共に、資産を増やす可能性も秘めているのが投資です。

まずは、少額からでも良いので、インデックスファンドに投資してみてはいかがでしょうか。

高配当株式に投資して配当金を受け取る

毎日の生活を少しでも豊かにしたいと考えているあなたへ。資産運用で収入を得る方法の一つとして、高配当株式投資があります。高配当株式投資の魅力は、定期的に配当金を受け取れる点にあります。

一般的な投資信託であるインデックスファンドは、長期的な資産形成を目的とするため、頻繁に分配金を受け取れるわけではありません。一方、高配当株式投資であれば、年に数回、企業の利益に応じて配当金を受け取ることができます。

例えば、500万円を貯蓄している方が、年利5%の高配当株式に投資した場合、年間で25万円、月に換算すると約2万円の配当金を受け取れる可能性があります。もちろん、投資である以上、元本保証ではありませんし、利回りは変動する可能性があることに注意が必要です。

高配当株式への投資方法は、大きく分けて2つあります。

  1. 個別株投資: 自分の好きな高配当株を選び、組み合わせる方法です。より高いリターンを目指せる可能性がありますが、銘柄選択や企業分析など、投資に関する知識と経験が必要です。

  2. 高配当株ETF: 複数の高配当株を詰め合わせた投資信託のような商品です。個別株投資と比較して、分散投資の効果が期待できるため、リスクを抑えたい方に向いています。

どちらの方法も、メリット・デメリットを理解した上で、自分に合った方法を選ぶことが大切です。

高配当株式投資は、日々の生活にゆとりを生み出す有効な手段となりえます。ただし上記はあくまで一例であり、投資は自己責任で行うようにしてください。

貯蓄型生命保険で保障を兼ねそろえた投資をする

「貯蓄型生命保険」とは、毎月の保険料を支払うことで、死亡保障と貯蓄を兼ね備えた保険です。

万が一のことがあった場合に備えつつ、将来に向けてお金を積み立てたいと考えている方におすすめです。

死亡保障と貯蓄、両方の機能を備えています

貯蓄型生命保険は、死亡保険と同様に、被保険者に万が一のことがあった場合、遺族に「死亡保険金」が支払われます。

さらに、貯蓄型生命保険には、契約満期まで保険料を支払い続けた場合に「満期保険金」を受け取れたり、保険を解約した場合に「解約払戻金」を受け取れたりするなど、貯蓄のような役割も果たします。

メリット:保障を得ながら貯蓄ができる貯蓄型生命保険の最大のメリットは、死亡保障を受けながら、同時に貯蓄もできるという点です。特に、ご家族がいる方にとっては、万が一の場合の備えと将来のお金の準備を同時に行える安心感があります。

デメリット:運用利回りが低い点が挙げられます

一方で、貯蓄型生命保険は、銀行預金や投資信託などと比較して、運用利回りが低い点がデメリットとして挙げられます。また、途中で解約すると元本割れを起こす可能性があり、満期まで保有しても元本を大きく上回るほどの利益は期待できません。

貯蓄型生命保険は、死亡保障と貯蓄を両立できるというメリットがある一方、運用利回りの低さがデメリットとして挙げられます。ご自身のライフプランやニーズに合わせて、他の金融商品と比較検討しながら、慎重に加入を検討するようにしましょう。

不動産投資でレバレッジをかけて投資する

不動産投資とは、マンションなどの不動産を購入し、それを人に貸し出すことで家賃収入を得る投資方法です。株や投資信託と比べて値動きが少なく、安定した収入源 を築ける点が魅力です。

特に、駅に近いなど利便性の高いエリアや、ブランド力のあるエリアに物件を持つことができれば、高い家賃収入を見込めます。さらに、ローンを活用することで、自己資金以上の価値がある物件を購入できる点も大きなメリットです。これを「レバレッジ効果」と呼びます。

例えば、自己資金500万円で頭金を用意し、ローンを組んで5,000万円の物件を購入した場合、自己資金の10倍もの資産を運用することになります。仮に年間家賃収入が300万円、ローン返済額や管理費などの諸費用が年間200万円だった場合、年間100万円の利益が出ることになります。

もちろん、不動産投資にはリスクも伴います。空室リスクや金利変動リスク、地震などの災害リスクなど、事前にしっかりと理解しておく必要があります。

しかし、リスクを理解した上で適切な物件を選び、長期的な視点で運用していくことで、安定収入を得ながら資産を増やせる可能性を秘めているのが不動産投資の魅力と言えるでしょう。

貯金500万円の壁を突破しよう

ここまで、貯金500万円を貯めている人の割合や、貯めるためのポイント、そのメリットについて解説してきました。

500万円という金額は、決して手の届かない目標ではありません。実際、多くの年代で30%程度の人が達成しています。重要なのは、500万円を一つの通過点と捉え、その先にある1,000万円、そして将来の安心へと繋げていくことです。

まずは、できることから一歩ずつ。本記事が、あなたの貯蓄目標達成の支えとなれば幸いです。

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