ゲオHD、香港・シンガポール進出でアジアの中古市場拡大を狙う

ゲオホールディングス（HD）は、傘下のセカンドストリートを通じて、香港とシンガポールに進出し、アジアの中古品市場を開拓します。2025年3月期までに各国で第1号店を出店予定です。現地で中古の衣料品や服飾品を買い取り販売するために、新会社を設立しました。

これまでにセカンドストリートは、米国、台湾、マレーシア、タイで87店舗を展開しており、24年3月期の海外売上高は140億円で前期比ほぼ2倍に成長しています。25年3月末までにさらに34店舗を米国や台湾を中心に新規出店する計画です。

同日発表された24年4〜6月期の連結決算では、純利益が前年同期比27%減の35億円、売上高は6%減の1001億円となりました。半導体不足の解消で新品ゲームの需要が落ち着いたことが影響しました。ゲオHDは、店舗内での買い取り業務を効率化し、人件費の上昇を抑える方針です。

出典　日本経済新聞：中古品のセカンドストリート、香港とシンガポールに進出