配当金生活とは

配当金生活とは

配当金で生活をしていると聞くとあこがれる人も多いと思います。しかし、一体配当金生活とはどのような生活なのでしょうか。ここでは配当金生活とはどのようなものか紹介します。

ポイント

  • 配当金とは株式投資で得る利益(インカムゲイン)
  • 配当金生活は配当金収入だけで生活すること

配当金とは株式投資で得る利益(インカムゲイン)

まずは配当金について説明します。配当金とは株主に分配される現金配当のことです。配当金は出資金額(保持株数)によって企業の利益を受け取ることができ、その企業の業績により受け取れる金額が増減します。

配当金が支払われる時期は企業によって異なりますが、配当金は日本の場合には半期に1回、アメリカ株の場合四半期に1回受け取れるケースが多いです。

配当金生活は配当金収入だけで生活すること

配当金生活とはこの配当金で得られた収入のみで生活することを指します。配当金を得る方法は株式投資だけでなく不動産投資などの手法もあります。しかし、資産の流動性やメンテナンスのしやすさ、選択肢の多さから株式投資で配当金収入を賄う方がよいでしょう。

株価が上がるキャピタルゲインもありますが、毎年もらえる配当金(インカムゲイン)で生活するのが一般的です。

2000万円で配当金生活は可能か

2000万円で配当金生活は可能か

配当金生活とはどのような生活かを紹介しました。では2000万円で配当金生活はできるのでしょうか。ここでは1か月の生活費の概算を紹介し、2000万円を投資した配当金で生活できるのかを紹介します。

ポイント

  • 世帯別の生活費の目安(1ヶ月)
  • 2000万円の元本で配当金はいくら稼げるか
  • 【結論】2000万円で配当金生活は難しい

世帯別の生活費の目安(1ヶ月)

まずは世帯別の生活費の目安を紹介します。単身世帯の場合と2人世帯(夫婦)で節約した生活を送った場合、かかる費用は以下が目安となります。単身世帯の場合には約14万円、2人世帯の場合に約22万が生活費としてかかります。

■単身世帯
項目金額
家賃45,000円
食費30,000円
水道光熱費10,000円
生活用品費5,000円
被服費5,000円
保険医療費5,000円
交通費・通信費10,000円
娯楽費10,000円
その他(理美容費・交際費など)20,000円
合計140,000円

■2人世帯(夫婦)
項目金額
家賃70,000円
食費40,000円
水道光熱費20,000円
生活用品費10,000円
被服費5,000円
保険医療費10,000円
交通費・通信費15,000円
娯楽費30,000円
その他(理美容費・交際費など)20,000円
合計220,000円

2000万円の元本で配当金はいくら稼げるか

2000万円を元本として配当金はどれくらいになるのでしょうか。安定して配当金を出している銘柄のトップ10は以下のようになります。

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銘柄株価(2023/06/06)配当金利回り決算月
東洋精糖(株)1,4261007.01%2024/03
アールビバン(株)862606.96%2024/03
世紀東急工業(株)1,299906.93%2024/03
富士興産(株)1,412966.80%2024/03
(株)タチエス1,45492.86.38%2024/03
東洋建設(株)1,000636.30%2024/03
(株)淺沼組3,165197.56.24%2024/03
川崎汽船(株)3,2342006.18%2024/03
三ツ星ベルト(株)4,1052506.09%2024/03
JT3,1391885.99%2023/12

一番上の東洋精糖(株)にすべて投資をした場合を考えます。その場合、2000万円では年間140万円程度の配当金を受け取れます。

【結論】2000万円で配当金生活は難しい

すべて最も配当利回りが高い日本株に投資した場合、年間140万円を得られることが分かりました。しかし、配当金には約20%程度所得税・住民税がかかります。そのため、実際の手取りは112万円ほどになります。

月にもらえる金額に換算すると約9.3万円程度になります。しかし、月の生活費としては単身世帯で14万円、2人世帯で22万円ほどかかります。このことから、2000万円を元手にして配当金生活を送るのは難しいと言えるでしょう。

2000万円で配当金を月20万円以上稼ぐ配当利回りの条件

2000万円で配当金を月20万円以上稼ぐ配当利回りの条件

それでは、2000万円で配当金生活を送るためにはどれくらい稼げれば良いのでしょうか。

1つの目安としては、月20万円が挙げられるでしょう。この金額を配当金で賄う場合、どれくらいの配当利回りが必要なのでしょうか。配当金には、通常約20%の税金がかかります。

この税金を考慮して各利回りで手取りを計算すると以下のようになります。

利回り月間手取り
5%6.6万円
10%13.3万円
15%19.9万円
20%26.6万円

このことから、2000万円をもとに月20万円以上稼ぐためには、15%以上の利回りが必要であることが分かります。

2000万円で配当金生活は危険|難しい理由とは

2000万円で配当金生活は危険

2000万円で配当金生活を送るためには利回り15%以上を目指さないといけないことが分かりました。しかし、15%程度の利回りを出せたとしても2000万円で配当金生活を送るのはおすすめしません。その理由を紹介します。

ポイント

  • 景気が不況に陥れば将来的には減配の可能性
  • 「高配当=罠」高配当で投資家を繋ぎ止めているようなもの

景気が不況に陥れば将来的には減配の可能性

まず配当金で15%もの利回りを出せたとしてもそれは一過性の可能性が高いということです。例えば、近年高配当株として対応していた日本郵船は16.83%もの配当利回りを出しました。しかし、これは海運業界全体としてコロナ下で輸送費が値上がりしたことが要因です。

現在では運賃も安定してきており、今後は株価や配当金に関しても元の水準に戻っていくことが想定されています。このように15%もの配当金を出せる会社は一過性であることが多く、景気によってはすぐに減配してしまうでしょう。

「高配当=罠」高配当で投資家を繋ぎ止めているようなもの

また、高配当株の中には配当金をより多く出すことで投資家をつなぎとめている会社もあります。そのようなときに参考になるのが配当性向という指標です。配当性向は企業の当期純利益のうちどれだけを配当金の支払いに向けたかを示す指標です。

この数値が高くなればなるほど利益を株主に還元しすぎている会社ということになります。また、この配当性向が高いほど自社の設備投資などに力を入れられない状況のため、今後の成長性が見込めないとも言えます。

2000万円貯まったら配当金生活ではなく資産増加を目指そう

2000万円貯まったら資産増加を目指そう

2000万円で配当金生活を送るためには15%程度もの利回りが必要であり、その利回りを継続的に出すのは困難と言えます。2000万円貯まったら、さらなる資産の増加を目指す方が堅実的と言えるでしょう。

ポイント

  • 元本2000万円だけでは配当金生活は難しい
  • 堅実な投資をして複利で利回りを稼ぎ、投資元本を増やしていく
  • 着実に資産増加を狙うならヘッジファンドがおすすめ
  • 平均年間利回り10%以上のヘッジファンド「BMキャピタル」

元本2000万円だけでは配当金生活は難しい

先ほども紹介したように元本2000万円で配当金生活をする場合には利回り15%程度を目指さなくてはいけません。一時的に高配当株で利回り15%を確保することができても長期的には難しいです。

これは株式投資という投資手法だけでなく、不動産投資などの他の投資手法においても同様です。そのため元本2000万円での配当金生活は難しいです。元本が2000万円を貯めることができたら、配当金生活を検討するのではなく、堅実に働き続ける道を選びましょう。

堅実な投資をして複利で利回りを稼ぎ、投資元本を増やしていく

2000万円を貯めた場合でも堅実に働き続けて資産形成を続けるのがおすすめです。また、この金額まで貯めることができたら、自分自身だけでなく、お金にも働いてもらうことを意識しましょう。

このとき、自分自身に無理をさせないのと同じようにお金にも無理はさせてはいけません。利回りが高いリスク商品に手を出すのではなく、堅実な投資ができるものを選びましょう。堅実な投資ができるものとしてはヘッジファンドや投資信託のインデックスファンドなどがあります。

着実に資産増加を狙うならヘッジファンドがおすすめ

資産を堅実に増加させたいのであれば、ヘッジファンドはよい選択肢の1つとなるでしょう。ヘッジファンドとは、適格投資家と呼ばれる一部の投資家のみが投資できる投資信託のようなものです。

ただし、投資対象は幅広く株や債券だけでなく金や農作物なども含まれ、あらゆる金融投資を試みるオルタナティブ投資ファンドです。投資資金は最低でも1000万円以上が必要となることが多く、まとめて資産を預けたい方にはおすすめです。

ヘッジファンドの大きな特徴としては絶対収益追求型を取っていることです。絶対収益追求型とはあらゆるものにレバレッジを含めて多様に投資することにより、どのような相場であっても利益がでることを目標としている投資手法です。

一方、投資信託では相対収益と言われ、TOPIXやNASDAQなど一定の指標に即した損益を目標としています。絶対収益追求型で投資を行うことにより、リスクを最小限に抑えて資産の増加が狙えます。

注目ファンド

詳細な投資分析によるバリュー投資を中心に実践しており、短期的な利益追求ではなく安全性を追求しながら中長期的な利益を求めているヘッジファンド。

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平均年間利回り10%以上のヘッジファンド「BMキャピタル」

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さまざまなヘッジファンドがありますが、ヘッジファンドには危険性もあります。私募形式で資金を募っているため、必ずしも正しい運用方法を行っているとは限りません。中にはポンジ・スキームなどの詐欺を行っている商品もあります。

そのため、ヘッジファンドでは実績があることがとても重要になります。その中で特におすすめなのが「BMキャピタル」です。BMキャピタルは過去10年以上も実績があり、安心して利用することができます。

最小投資金額も1000万円からとなっており、投資しやすいのも特徴です。また、安定したパフォーマンスを出し続けており、運用成績は平均年間利回り10%以上であり、過去に運用成績がマイナスになった年がありません。特に直近6年間で資産価値を2倍にしています。

投資・資産運用を検討している方は、一度BMキャピタルのホームページを確認してみてください。

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2000万円で配当金生活は可能か改めておさらい

投資元本2000万円では単身世帯であれ、2人世帯であれ、配当金生活を送るのは困難と言えるでしょう。

2000万円貯まったとしても、堅実に資産形成を行うのがよい選択と言えます。資産形成を行う際には高すぎるリスクを取らずに投資をするようにしましょう。

特におすすめなのがヘッジファンドです。ヘッジファンドでは絶対収益を追求しており、どのような局面でも安定して利益を出せます。

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