投資のソムリエとはどんなファンド?

投資のソムリエとは、アセットマネジメントOneによって運用されているアクティブファンドです。
運用方針としては、「複数のマザーファンドを通じて、主に国内外の公社債、株式およびリートに投資し、それぞれの配分比率を適宜変更する。基準価額の変動リスクを年率4%程度に抑えながら、安定的な基準価額の上昇をめざす。」という方針になります。
このことから比較的幅広い範囲に投資し、安定的な成長を目指すアクティブファンドであることがわかります。
投資のソムリエの特徴|投資対象や手数料など

投資のソムリエはさまざまな投資商品に投資を行い、変動リスクを小さくしながら運用していくスタイルのアクティブファンドです。このような特徴がある投資のソムリエですが、より詳細を確認していきましょう。
- 投資のソムリエの投資対象
- 基準価格の変動リスクを年率4%程度に抑えながら運用
- 投資のソムリエのポートフォリオの構成
- 投資のソムリエの純資産総額
- 投資のソムリエの購入手数料・信託手数料
投資のソムリエの投資対象
投資のソムリエはさまざまなマザーファンドを通じて、主に国内外の公社債、株式およびリートに投資をしています。そのため、投資対象はかなり分散されています。投資銘柄数は2800銘柄以上に及び、投資比率も一番高いアップルでも0.31%にしかなりません。
このことからかなり分散されている投資信託といってもよいでしょう。
No. | コード | 銘柄 | 構成比率 |
---|---|---|---|
1 | AAPL | アップル | 0.31% |
2 | MSFT | マイクロソフト | 0.23% |
3 | AMZN | アマゾン ドットコム | 0.16% |
4 | 7203 | トヨタ自動車 | 0.15% |
5 | 6758 | ソニーグループ | 0.1% |
6 | GOOG | アルファベット C | 0.09% |
7 | GOOG | アルファベット C | 0.09% |
8 | TSLA | テスラ | 0.08% |
9 | 6861 | キーエンス | 0.07% |
10 | NVDA | エヌビディア | 0.07% |
参考:みんかぶ
基準価格の変動リスクを年率4%程度に抑えながら運用
基準価格の変動リスクを年率4%程度に抑えながら運用しているのも投資のソムリエの1つの特徴です。アクティブファンドでは高い手数料に見合う成果を出すために、値上がり益が期待できるようになっていますが、その分変動リスクも大きくなる傾向にあります。
そこをあえて制限しながら、年率4%程度の変動リスクで運用するということはかなり堅実な投資方法であると言えるでしょう。銘柄数の分散数も、変動リスクもどちらもかなり堅実な投資を行っている銘柄です。
投資のソムリエのポートフォリオの構成
投資のソムリエのポートフォリオ構成は以下のようになります。このポートフォリオからわかるように国債系の投資が約40%を占めています。国債はもっとも安全な投資対象の1つですので、安全性が高い商品に投資をしていることがわかります。
また、扱っている範囲も国債、株式、REITとさまざまな銘柄に分散させて投資をしていることもわかります。
投資対象 | 割合 |
---|---|
先進国債券(除く日本) | 27.14% |
短期金融資産 | 22.12% |
国内債券 | 13.71% |
先進国株式(除く日本) | 12.91% |
新興国債券 | 7.21% |
国内株式 | 6.21% |
国内REIT | 4.10% |
新興国株式 | 3.50% |
外国REIT | 3.10% |
投資のソムリエの純資産総額
投資のソムリエの純資産総額は4847億1300万円です。純資産総額は現在、徐々に減ってきており、一番純資産額が大きかった時期が2021年12月の6480億円ですので、1500億円ほど減っていることがわかります。
この純資産が減った理由は主に基準価格の下落であるところが大きいでしょう。2021年12月の基準価格は12289円ですが、現在は10540円となっております。約1700円近く値下がりをしていることから、この下落に引きずられて、純資産額も減少していったと言えます。
投資のソムリエの購入手数料・信託手数料
投資のソムリエの購入手数料は3.30%、信託報酬は年率1.54%になります。100万円を投資したら、元手が96.7万円になってしまう計算です。少々高いようにも見えますが、アクティブファンドの手数料としては妥当と言えるでしょう。
投資のソムリエの運用実績・リターン

ここでは投資のソムリエの運用実績やリターンを紹介します。過去10年の投資のソムリエのチャートは以下の通りです。2014年から2015年にかけて一時的に大きく下落した時期がありますが、それ以外は2021年までは比較的堅調に推移しています。
値上がり幅に関しても2013年から2021年に関しては2000円程度となっており、年間で約250円(2~2.5%ほど)となっております。本来想定していた年率4%程度の基準価格の変動リスクを考慮し、堅調な値上がりを見せることに合致していたといってよいでしょう。
しかし、2021年12月ごろからは一気に基準価格が下がっております。2023年6月に下落が落ち着いてきており、回復の兆しがあるような気がしますが、安心はできない状況といってもよいでしょう。

参考:みんかぶ
期間 | リターン |
---|---|
3ヶ月 | 1.47% |
6ヶ月 | 1.45% |
1年 | -1.75% |
3年 | -3.46% |
5年 | -0.29% |
投資のソムリエの直近の下落理由

投資のソムリエは2021年12月以降から2023年3月ごろまで下落を続けてきました。なぜ、堅調に推移していた投資のソムリエが下落してしまったのでしょうか。大きな要因は3つあるとされています。
- 投資のソムリエは約7割近い資金を国債などの安定資産に分配している。しかし、原油価格上昇によるインフレ加速懸念で安定資産が下落した。
- コロナから回復したことで、米国の長期金利が上昇している。その結果、債券価格下落で安定資産が下落した。
- 中国不動産会社の債務不履行懸念で国内リート、新興国株市場が軟調になった。
これら3つの要因が重なって2021年12月から下落してしまったと考えられます。また、一時的な下落は容認するものの2022年内に対策を立てられなかったことは運用会社の失敗と捉える声もあります。

参考:みんかぶ
投資のソムリエの掲示板やSNSの口コミ・評判

ここではSNSの口コミや評判を紹介します。





1件見つかった良い口コミですが、2020年の頃になります。下落前は堅調に基準価格が上昇していたため、高い評価を得ていたのでしょう。また、2020年のコロナが流行したときにも投資のソムリエは下落しませんでした。
コロナ下でも安定した成長を見せていた投資のソムリエは2021年までは高い評価を受けていたと考えられます。その一方でやはり最近は悪い口コミしかありません。2021年からの下落により評価をしていない人が増えたと言えます。
また、手数料が高いことに対しても不満を上げている人が多くいました。基準価格も下落しているため、手数料を払うことにデメリットを感じている人も多いのでしょう。
投資のソムリエの今後の見通し

では投資のソムリエの今後の見通しはどのような感じなのでしょうか。結論から言うと、投資のソムリエは今後もあまり成長しないのではないかと予想しております。その理由は大きく2点あります。
- 米国経済が向こう数年間は後退するとの見方が強い
米国は株式でみると全世界の6割を占める巨大市場です。この6割の市場が後退するとなると投資のソムリエだけでなく、多くの投資信託に不利な影響を与えます。 - 資金配分の約半分を占めるファンドが円安で不利
投資のソムリエは約40~50%ほどの資産を為替ヘッジありの先進国国債に投資しています。この為替ヘッジがある商品は円安環境下で下落しやすいため、投資のソムリエにも不利な影響を与えるでしょう。
以上から、投資のソムリエの今後の見通しはやや暗いと言ってもよいでしょう。
投資のソムリエは資産運用としておすすめか?

投資のソムリエは資産運用として適しているのでしょうか。結論から言うと資産運用する商品としてはおすすめしません。その理由には大きく以下の3つがあります。
- 手数料が高い
手数料が高いということはそれだけファンドが成長しないと利益がでないということです。年4%程度の成長を目指しているのにも関わらず、1.54%の手数料を取られるのは大きなデメリットでしょう。 - 年率4%程度の成長というのがアクティブファンドとしては物足りない
アクティブファンドは高い手数料を払う代わりに何かしらのメリットがあるファンドです。安定的に成長していると言われていても、年率4%程度の成長となるのは物足りないと言ってよいでしょう。 - 将来の見通しで不利な材料がそろっている
将来的に不利な材料がそろっていることは今後損する可能性が大きいということです。損する可能性が大きい商品に投資をする意味はありません。
投資のソムリエの特徴と評価・評判をおさらい
ここまで投資のソムリエの特徴や評判、投資対象としておすすめかなどを紹介してきました。投資のソムリエの評判は2020年ごろまではコロナ下でもあまり下落しなかったため、高い評価でしたが、2021年以降は芳しくない評価が続いています。
また、今後の展望としても、明るい要素はなく、不利な条件がそろっています。そのため、投資をするのはおすすめしません。
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